トランプ当選を子どもに説明する“お手本”
トランプ当選を子どもに説明するための“お手本”が登場 → 回りくどい表現を多用「人生は楽なものではなく…」
開戦前は誰もが予想だにしていなかったトランプ候補が衝撃的な勝利を収めたアメリカ大統領選――。その数々の“暴言”で悪名を轟かせたトランプ氏は、まさに歯に衣着せない“本音”のトークで世の人々の心をつかんだことになるが、世の親にとっては、あまりにもその発言がダイレクトすぎてどうやって子どもに説明したらよいのか、なかなか頭を悩ませることになるのかもしれない。
■子どもの世界にも影響を及ぼす“トランプ効果”
選挙直後、ミネソタ州のある高校では校舎のトイレのドアなどに「白人専用」と「トランプ」という落書きと共に黒人への差別用語が書かれていたことがニュースになっている。人種差別はもちろん、ポリティカルコレクトネスの遵守やLGBTへの差別撤廃についてはトップランナーだった筈のアメリカで、これまで築き上げた人権意識の歴史を逆行させるかのように一部で起りはじめた“ヘイト”の気運は、選挙期間中のトランプ氏の言動が火をつけたといわれている。

特にメキシコ国境に“万里の長城”を建設してその費用はメキシコに負担させるという発言や、ムスリムのアメリカ入国を当面禁止するというトランプ氏の主張が問題になると共に一部では支持を集めた。これは“トランプ効果”と呼ばれ、子どもたちの間にも影響を及ぼしているといわれているのだ。
学校のクラスなど子どもたち世界は、実は敏感に大人社会を反映しているといわれている。学校におけるイジメの問題なども、大人社会で起っていることを子どもたちがマネしてるだけであり、大人の社会でイジメがなくならない以上、学校で何の対策をしようがイジメは減らないという極論さえ叫ばれて久しい。
児童教育問題についての著書を多く手がけるエリック・ウォルターズ氏によれば、敏感な子どもは親の動揺や悩みなどにはきわめて敏感に気づいているという。さらにオハイオ州立大学のケン・イェーガー准教授によれば、親が抱いている何からの苦悩に気づいた子どもは、その悩みの原因が自分にあるのではないかと自責の念にとらわれる傾向があるという。そしてこの状態は子どもの精神的な成長にきわめて悪影響を及ぼすということだ。
したがって両親は、時折子どもに対して「アナタは何も悪くない」ということをハッキリと伝える“義務”があるともいえるのだが、その現状の悩みのタネがトランブ次期大統領からくるものだとすれば、きわめて子どもに説明し難い話だろう。
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