世界の古代遺跡をつなぐと円環を描くことが判明! この“配置法則”は偶然か、古代人からのメッセージか?

 イースター島のモアイ像、ナスカの地上絵、オリャンタイタンボ(インカ帝国の砦)、タッシリ・ナジェールの岩絵、そしてギザの大ピラミッド――。世界各地に点在する古代文明の遺跡である。

 実はこれらの古代遺跡の位置をつないでいくと、巨大な円環を描くことがわかってきたという。これは我々現代人が気づいていることよりも、はるかに大きな意味を持っているのではないだろうか。


■古代建造物の数々は円環上に配置されていた 

 これまでにも、地球上の古代建造物は数千年前に明確な意思を持って置かれているのではないか、という多くの理論が存在している。

 有名な例ではギザの大ピラミッドが挙げられる。ピラミッドの各辺は東西南北にピタリと合わされており、真北への誤差は3/60度(1度の20分の1)で、つまりたった0.05度のみである。

 またピラミッドの重量は推定595万5000トンだが、100兆倍すると地球質量にほぼ等しくなるともいわれている。このように、驚くような精度で建てられている古代建造物が世界中に存在している。そしてそれらはなんらかの理由でつながりがあると考えられているのだ。

 では実際に前述したナスカの地上絵、ペルーのマチュピチュ、イースター島やモヘンジョ・ダロ、タッシリ・ナジェール、ペトラなどの古代遺跡の位置を地球上で示してみよう。

世界の古代遺跡をつなぐと円環を描くことが判明! この配置法則は偶然か、古代人からのメッセージか?の画像1EWAO」の記事より

 中心からの距離と方位が正しく記され、地球全体が真円で表される投影法「正距方位図法」を使用し、さまざまな場所に点在するこれらの古代遺跡を結びつけてみると地球を股にかけて円環上でつながってくるのである。

 軸の中心をアラスカ南東部に設定すると、どの遺跡も中心から等しい距離、つまり軸点より地球の円周の4分の1の位置で等しく一列になり、地図上で地球外円より半分のサイズのきれいな円を描いているのがわかるだろう。

 この円環――各遺跡間の距離そして北の中心軸――各遺跡間の距離をリストアップしてみると、遺跡の位置が中心軸から赤道、もしくは北極圏の上を交差するかどうかでわずかに差があるものの、中心軸から円環の距離はほぼ等しく6218マイル(約1万キロ)なのである。

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