ロシア地底で“ノアの大洪水”の証拠を発見?世界一深い穴の下から「大量の水」と“地獄に通じる穴”の謎とは?
世界で一番深い穴、ロシアのコラ半島超深度掘削坑――。1970年からソビエト連邦が行った地球の地殻深部を調べる科学的掘削計画により深度12kmまで達した。海洋での掘削を除けば、現在に至るまで世界最深の“穴”である。
■聖書に記述の“大洪水”の水はどこへ?
それまで地球内部は地表の固く凍った積雪の表層からマントル、核部分へとつながると想定されていたが、この地質学的調査の結果を受けその認識を改めざるを得なくなった。
この12kmの超深度エリアでなんと大量の水が発見されたのである。従来、地中深くの岩石は透水性ではないと考えられていたにもかかわらず、固く乾いた高密度な岩石の代わりに大量の水が発見されたことに科学者らはショックを受けたのだ。もしかしたらこれは聖書の記述通りの“ノアの大洪水”が過去に本当にあったことを裏付けるものではないか……。
旧約聖書(創世記)による該当部分を要約すると、
“神は地上に増えた人々の堕落を見て、これを洪水で滅ぼすと「神と共に歩んだ正しい人」であったノア(当時500~600歳)に告げ、ノアに箱舟の建設を命じた”
とあり、氾濫した大洪水については“大いなる淵の源” がことごとく破れた、と記述されている。だが、それでは地球に氾濫したその凄まじい量の水は一体どこに消えたのか? 何世紀にもわたり神学者の中でも議論されている点であった。
この超地下に眠る水の発見により、現在では一部のキリスト教信者が「ノアの洪水が流出した証拠に違いない」、「聖書に書かれたものが単なる寓話でなく歴史上実際に起きたことを裏付ける証拠」だと信じているという。
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