天才ピカソの「自画像の変遷」がぶっ飛びまくり! 15歳~90歳で完全崩壊するまで
2017.03.12 14:00
■女性のポートレートもすごいタッチに
また、女性をモデルに描いたポートレートもすごいことになっている。モデルになった女性は、肉感的な小娘からハリウッドレベルの美女までいるが、彼女たちの肖像画を見ると何がどうしてこうなったのか、まるでワケがワカラナイ。しかしながら、根っからの女好きで、さんざん浮き名を流したスペインのドンファンは、高齢になっても実に広い守備範囲を誇っていたことだけは確かなようだ。
『Girl with a Mandolin』(1910年) 画像は「Wikipedia」より
天才アーティストの作風の変遷に驚きを隠せないが、「ピカソだから」と言われてしまうと、ゲイジュツに明るくない筆者などそれだけで妙に納得してしまい、ぐぅの音も出ない。とはいえ、ピカソは自分の作品制作で常に、「今」を表現することを命題にしてきたというから、そのときどきで一番しっくりくる手法を用いたのだろう。
『Woman with Mustard Pot』(1910年) 画像は「Wikipedia」より
もっとも、情熱的な女性遍歴はピカソの創造の源となり、彼自身のイメージの中で再構築された彼女たちは、キャンバスの前に立つと誰よりも美しく見えたのかもしれない。
(文=佐藤Kay)
参考:「TwistedSifter」、「The Guardian」、ほか
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