「ファルコン9」ロケット打ち上げ直後、またもUFOが大接近していた? 月周回旅行計画にも暗雲か!?

■2018年、人類は再び月へ

 昨年の9月の爆発事故はケープカナベラル空軍基地の40番発射台で起きており、実は今回も同じ発射台を使用するはずであったという。しかし昨年の事故は想定以上のダメージをもたらしておりまだ完全には修復できていないことから、直前になって隣接するケネディ宇宙センターにある39番A発射台を使うことが決まったという。

 実はこの39番A発射台は、有人月探査ミッションである「アポロ計画」の主要な発射台で、同計画で最後の有人月面着陸となった1972年12月のアポロ17号を打ち上げた発射台でもある。その後の「スペースシャトル計画」でも使われた発射台だったものの2011年を最後に久しく使われていなかったが、今回こうした経緯で急遽お鉢が回ってきたのだ。

 今回のファルコン9に託されたミッションは「CRS-10」と名づけられた国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給である。2500キロもの物資を積載したドラゴン補給船を所定の軌道上に運んだファルコン9だったが、その後ドラゴンは2月23日にISSのロボットアームに捕捉されてドッキングに成功している。

 奇しくも今回、かつての月探査ミッションであるアポロ計画のレガシーに触れることになったファルコン9だが、その月へ向けて、スペースXは2018年後半にも民間人2人が月を周回する“宇宙旅行”を実施する計画を先日発表している。年内にも月へ向かう最新システムである「ファルコンヘビー」ロケットと「ドラゴン2」が発表されるということで、事態はなにやら急ピッチで進んでいるようだ。しかし、このように相次ぐUFO出現が、イーロン・マスク氏を地球外の生命体が“監視している”ことの証だとすれば、旅行者の安全を考え、宇宙旅行計画を考え直す必要に迫られるかもしれない。いずれにしても、ここしばらくはイーロン・マスク氏とスペースX社の周囲で何が起こるのか、目が離せそうもない。
(文=仲田しんじ)


参考:「UFO Sightings Hotspot」、「The Verge」、「BBC」、ほか

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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