日本哲学界の重鎮が「AIの未来」をガチ警告!
人工知能に感情移入するとハンパなく恐ろしい事態が起こる! 哲学界の重鎮が「AIの未来」を本気で警告(今野杏南・対談)

人工知能(AI)の劇的発達が叫ばれて久しい現在、私たちの社会は、かつてない変容の時代を迎えつつある。人間を上回る能力を与えられた人工生命体が目の前に現れた時、私たちは“それ”とどのように対峙すべきか――? そんな近未来の人類が直面し得るリアルな脅威を描いたSF映画こそ『モーガン プロトタイプ L-9』である。なんと製作は、あの不朽の名作『ブレードランナー』で今から30年以上前にAIの存在意義を世に問いかけたリドリー・スコット。そしてメガホンをとったのは彼の息子、ルーク・スコットという驚きの超大作だ。

今回トカナは、4月5日(水)に20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンより本作のDVD&ブルーレイがリリースされる機会に合わせ、改めてAIを取り巻く現状を整理し、問題の核心に迫るとともに未来への提言を導き出すべく、画期的インタビューを構想。長きにわたりAIの問題に第一線で取り組んできた哲学者・黒崎政男先生(東京女子大学教授)を招聘し、徹底論評を依頼した。そして、「AIについてなら聞きたいことがある!」と目を輝かせながら聞き手を名乗り出てくれたのが、無類の映画好きとしても知られるグラビアアイドル・今野杏南ちゃん。日本を代表する哲学者と今をときめくFカップグラドル、異色タッグの化学反応があぶり出した『モーガン プロトタイプ L-9』のヤバさとAIの未来とは――!?
『モーガン プロトタイプ L-9』ストーリー
極秘研究施設で、シンセスト社が開発している究極の人工生命体、その試作品であるL-9ことモーガン。ある日、モーガンが研究者を襲って大怪我をさせる事故が発生し、調査のために本社から危機管理コンサルタント、リー・ウェザーズが送られてくるのだが、やがて事態は恐ろしい展開へ……!
■『ブレードランナー』から35年、最新のSFは何が違う?

今野杏南(以下、今野) 最近は、いろんなメディアでAIの話題が溢れていますよね。黒崎先生は、この『モーガン プロトタイプ L-9』(以下、『モーガン』)は楽しめましたか?
黒崎政男教授(以下、黒崎) ええ。こういう近未来SF映画は冒頭で説明される設定だけが凝っていて、あとは単なるアクション映画になってしまう作品も多いのだけど、『モーガン』は違ったね。アクションの“動”と、哲学的な思索の“静”が同居している。誰もが楽しめて、かつ内容も濃いSF作品だと思うよ。
今野 私もすごく面白かったんです。『モーガン』は、もうすぐこういう世界がリアルになるのかなっていう感じがすごくて……少し恐くもありましたけど。やっぱり製作陣がすごいですよね。
黒崎 実は、私が人工知能の哲学に目覚めたきっかけは、1982年に公開されたSF映画の金字塔『ブレードランナー』でしたから、あれから35年が経ってリドリー・スコットの息子が監督したSF作品ということで、実に感慨深いものがありますね。

今野 わっ、35年前! 昔のSF大作と今回の『モーガン』にはどんな違いを感じますか?
黒崎 『ブレードランナー』で表現されていた未来は、暗く陰鬱で退廃的。未来は必ずしも明るくバラ色ではないということを、まざまざと見せつけるものでした。当時は、そのイメージに衝撃を受けたものでね。一方の『モーガン』には、『ブレードランナー』のオマージュも見られるし、全体的に暗いトーンであることは間違いないのだけど、それだけではない。美しい森と湖、それと最先端テクノロジー(人工生命体)とが対比される形で描写されている。『ブレードランナー』の舞台である2019年が目前に迫って、SFも現実に合わせて世界観を進化させている。その違いが新鮮だったね。
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