ジミヘンの銅像で心霊現象が連発、近隣住民パニック! ゴーストバスターが出動するも事態は変わらず=イギリス
オルタナティブニュースサイト「Disclose.tv」は、イギリスのワイト島に建立されたジミ・ヘンドリックスの銅像に起こる怪奇現象を伝えている。
■ジミ・ヘンドリックスの銅像から夜な夜な奇怪な音声が!
死後47年経った今なお語り継がれる伝説のギタリスト――ジミ・ヘンドリックス。だが、彼の銅像がイギリスのワイト島に佇むことを知る者は少ない。
ここは、ポーツマスからフェリーで30分のリゾートアイランドとして昔から親しまれてきたが、その名を一躍世界に轟かせたのは、1970年の夏、当時イギリス最大の音楽祭として行われた「ワイト島ポップ・フェスティヴァル」だろう。
このロック史の金字塔ともいえるカウンターカルチャーフェスで、8月30日、ジミはオーディエンスを釘付けにする鬼気迫る演奏を披露した。しかし、そのわずか19日後、ロンドンのホテルで謎の死を遂げてしまう。享年27歳。つまり、この野外ライブが、ジミの生前最後のパフォーマンスになってしまったわけだ。そして2006年、彼の音楽における功績をたたえ、この地に実物大の銅像が建てられたという。
ここまでは、島民らによる“村おこし”的熱意が伝わる美談だが、話はコレで終わらない。
実は、今月に入ってから妙な噂が立ち始めている。夜な夜な奇怪な曲が、ジミの銅像辺りから聞こえてくるというのだ。この話題を耳にした彼のファンやゴーストハンターたちが島を訪れ、音源を録音しようと躍起になっているが、今のところ不発に終わっている。
■ゴーストハンターが鋭意調査中
ゴーストハンターのフローラ・ピロ(Flora Pilo)氏もカメラや録音機材をスタンバイして、銅像のすぐ横で3日3晩キャンプしたというが、全くのなしのつぶて。だが、あきらめて自宅に戻ってから、流れるはずのない音楽が聞こえてきたという。
「疲労困憊で爆睡してたら、何かの音で目が覚めたんです。『Voodoo Child』でした。まるで、降参してすごすごと帰宅した私のことを、ジミがあざ笑ってるような気がしましたね」(フローラ・ピロ氏)
島では、これは誰かの“悪ふざけ”で、実際は銅像のすぐ近くで誰かが演奏しているとか、録音したものを巧妙に流しているという声から、「ジミ本人の霊によるもの」、「島に取り憑いている悪霊のしわざでは」といったさまざまな憶測が飛び交っているそうだ。なにしろ、ワイト島は数百年前まで、密輸業者や海賊のアジトとして使われてきた歴史があるのだから。
だが、銅像の近隣に住むジョー・ヘイドンさんは、今回の騒動について迷惑以外の何ものでもないとぼやいている。
「時間にすれば、2、3分の演奏なんですが、ヒドいときは夜明けまで聞こえてくることもあります。最初は気味悪いだけでしたが、今じゃ睡眠不足で正直ムカついてますよ」(ジョー・ヘイドンさん)
島民の口コミが増えていることからヘイドンさんは、「演奏の録音にこぎつけるのも時間の問題という感じがしている。それを解析すれば、生演奏かCDによるものかはっきりする」というのだ。
また、地元メディアは、この情報が4月1日(April Fool)に初めて寄せられたことや、自称ゴーストハンターを名乗るフローラ・ピロ(Flora Pilo)氏のアナグラム(文字の並べ替え)が手がかりになるのではと話している。どうやら、そういうことらしい……。
(文=佐藤Kay)
参考:「Disclose.tv」、「BBC」、ほか
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