今も絶滅危惧種を“生贄”に捧げる諏訪大社の謎を徹底解説! 日ユ同祖論とも奇妙なリンク
画像は「Wikipedia」より引用
神はアブラハムに、息子イサクを連れてモリヤの地へと行かせた。さらに、そこでイサクを生贄として捧げるように命じた。アブラハムは苦悩の末に命令に従い、イサクを縛って横たえた。しかし、アブラハムが小刀を振り下ろそうとした瞬間、神は天使を遣わし、彼の手を止めた。そして息子の代わりに、近くの藪でツノをひっかけている1頭の雄羊を生贄として捧げるよう命じた――。
このイサクの伝承と諏訪大社の「おこう」の儀式には、類似点が実に多い。そして、現に諏訪大社の御神体は「守屋(モリヤ)山」なのである。諏訪大社の「生贄の儀式」の数々は、ユダヤの伝承を受け継いだものではないかという説があるのも頷ける。この真偽に関して、かつて筆者の知人が諏訪大社に電話して尋ねてみたところ、次のような答えが返ってきたという。
「昔は、確かに本物の鹿や猪を捧げておりました。諏訪大社の神は農耕よりも狩猟の神様なので、今も神前に動物を捧げる神事が続けられています。旧約聖書のモリヤの地と守屋山に関しては偶然の一致だと思います。ただし、私どもも由来について詳しくはわかりかねます」(諏訪大社の担当者)
いずれにしても、異色の神事が多い諏訪神社なのである。なんといっても代表的な神事は満6年間隔(数え年の7年目ごと)で行われる「御柱祭」だろう。日本三大奇祭にも数えられるこの祭りでは、山中から御柱として樅の大木を16本切り出し、4カ所の各宮(上社本宮・前宮・下社秋宮・春宮)に4本ずつ建てて神木とする。その一連の行為には危険が伴い、毎回のように死者が出ることでも知られている。まさか、今回紹介した蛙狩神事に「動物を捧げますから、御柱祭でこれ以上の死人を出さないで下さい」という願いが込められていたとしたら――とは考えすぎだろうか。
深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。最新刊『あなたも霊視ができる本』(文芸社)大好評発売中!
参考:「信濃國一之宮 諏訪大社(公式サイト)」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊今も絶滅危惧種を“生贄”に捧げる諏訪大社の謎を徹底解説! 日ユ同祖論とも奇妙なリンクのページです。カエル、諏訪大社、奇祭、生贄、日ユ同祖論、長野県、旧約聖書、御柱祭などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで