安倍晋三を洗脳する「運勢メール」よりヤバい! 伊藤博文も…オカルトに傾倒した権力者4選!


■伊藤博文が慕った易占い師

安倍晋三を洗脳する「運勢メール」よりヤバい! 伊藤博文も…オカルトに傾倒した権力者4選!の画像3「高島嘉右衛門 横浜政商の実業史」(日本経済評論社)

 日本の近代政治にも占い師の影がつきまとっている。中でも初代総理大臣・伊藤博文が、横浜の実業家で易占い師の高島嘉右衛門(たかしま かえもん)をいたく信頼していたことはよく知られており、日清戦争の開戦を進言し、日露戦争の連合艦隊長官に東郷平八郎を選出したのも高島だったと言われている。両戦争に勝利した日本は、その後、一挙に近代化の道を辿ることになる。

 さらに、高島は伊藤の暗殺も予言し、中国・ハルビン行きを見送るよう説得していたとも言われている。結局、伊藤は高島の忠告を聞かずハルビン行きを決定するのだが、その時、高島は少なくとも「山」や「艮」の文字を持つ人間との接触は避けるよう忠告していたそうだ。そして1909年、伊藤はハルビン駅構内で朝鮮の独立運動家である「安重根」に暗殺された。

■女王を洗脳した「オランダのラスプーチン」

安倍晋三を洗脳する「運勢メール」よりヤバい! 伊藤博文も…オカルトに傾倒した権力者4選!の画像4ユリアナ女王とベルンハルト王配殿下「Wikipedia」より引用

「オランダのラスプーチン」こと、フレート・ホフマンスは、オランダ女王を思想的に洗脳し、国家を揺るがす大事件を引き起こしたことで知られている。ホフマンスは1894年に生まれ、前半生を貧困のうちに過ごした。ところがある時、神の声を聞くという体験を通じ、手を置くだけで病気を治してしまう能力を得た。いわゆる「手かざし」である。

 オランダ王室に取り入るきっかけとなったのは1947年、ユリアナ女王と夫であるベルンハルト王配殿下の間に、四女のクリスティーネ王女が生まれたことにある。この王女は生まれつき目がほとんど見えなかったが、女王夫妻はなんとか娘の目を治したいという一念で八方手を尽くし、ホフマンスを見出した。

 クリスティーネ王女の目は一向によくならなかったものの、ホフマンスはユリアナ女王に平和主義や友愛、献身といった思想的な影響を与えはじめる。しかし、当時は冷戦が始まったばかりであり、オランダも西側諸国と歩調を合わせ、東側諸国に対して時には強硬な政策をとる必要があった。ところがこうした施策に対し、ユリアナ女王が批判的な言動をとるようになってしまう。これを危惧したオランダ政府は、女王に対するホフマンスの影響を調べあげ、ついにはホフマンスを王室から追放する。(詳しくは、羽仁礼(はに・れい)氏のトカナ寄稿文参照

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