歴史を激変させた「バタフライ効果」5事例
歴史を激変させた「バタフライ効果」5事例! 911、ヒトラーの誕生、英EU離脱も、些細な出来事がキッカケだった!
人生とは実に不思議なもので、時として一見すると無意味に感じられる物事が、後に歴史さえ狂わせることもある。とりわけ、些細な変化によってその後の状態が大きく異なってしまうという「バタフライ効果」と呼ばれる現象は、戦争を引き起こしたり一国の主導者を変えるなど、過去の歴史において最も重要な出来事をもたらしてきた。今回は、そのバタフライ効果が関わる“世界を変えた出来事”を5つ、厳選して紹介しよう。
■未開封の手紙が引き起こしたベトナム戦争

時は1919年、第28代アメリカ大統領のウッドロウ・ウィルソンは、フランスのベルサイユ宮殿で開かれた「パリ講和会議」に出席し、とある社会主義者の若者から手紙を受け取った。手紙の送り主は、後に“ベトナム建国の父”として知られることになるホー・チ・ミン。若き日のホーは、アメリカ独立宣言に触発され、当時フランス占領下に置かれていたベトナムが独立するための手助けを大統領に懇願する内容を綴っていた。しかし結局、ウッドロウが手紙を開封することはなく、アメリカに失望したホーはソビエト連邦へと渡りマルクス主義を修学。その後、1945年に「ベトナム八月革命」を成功させて社会主義政権を樹立、ベトナム民主共和国の大統領となった。そして1965年、ついに米国とのベトナム戦争へと突入していったのだ。1通の手紙が、まさか後に戦争を引き起こすことになろうとは、当時誰の頭にも思い浮かばなかったことだろう。

■バーの喧嘩が引き起こしたイギリスのEU離脱

昨年6月、イギリスで欧州連合(以下、EU)からの離脱の是非を問う国民投票が行われ、離脱支持派が反対派を僅差で上回り、世界中に衝撃が走った。「Brexit(ブレグジット)」と呼ばれるイギリスのEU離脱問題は、2012年に当時労働党議員だったエリック・ジョイスが起こしたバーでの暴動が引き金なのだという。当時、ウェストミンスター宮殿のバーで、酒に酔ったエリックが「保守派が多すぎる!」と叫びながら周囲の客を殴り始めた。この一件が発端となり、労働党は国民から非難の集中砲火を浴び、党首交代を余儀なくされた。しかし、EU残留派である労働党への国民からの風当たりは一向に弱まることなく、結果としてイギリスはEU離脱へと大きく動き出すことになったのである。まさか1発のパンチが、世界に大きな影響を与えることになろうとは……。

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