
松田康敏の作品/宮崎連続強盗殺人事件
現在、日本では確定死刑囚が126人、未決の一審二審の死刑囚が11人いるという。公募作品については、毎年、選考委員がすべてに目を通し、その講評会を行なっている。作品展を通じての交流で死刑囚にもいろいろな変化が見られたという。
「死刑囚にとって、表現するということが生きることに繋がります。さらに自分が犯した事件、無実を主張する場合もあるけど、被害者に謝罪するだけじゃなく、なぜ自分の人生を間違えてしまったのか、事件全体を捉え直すためにも表現という行為は大事なんです。文章でもいい、絵の作品でもいい、毎年7月末締め切りで、支援金の申し込みと同時に作品を公募しています」と深田氏が続ける。