死んだはずの人間がカムバック! 自分の葬式に姿を現し、参列者を恐怖させた5人の話
世間ではよく、亡くなった人が幽霊になって自らの葬式に出席するという逸話が語られることがある。そして時には、死んだと思われた人が、式の最中に実際に姿を現す事例もあるのだ。そこで今回は、自分自身の葬式に参列した5人の衝撃的なエピソードを紹介しよう。
■ティモシー・デクスター
18世紀の米・マサチューセッツ州に、風変りな億万長者ティモシー・デクスターが暮らしていた。ある日ティモシーは、もしも自分が死んだ時、葬式に参列する人が自分について何を語るのか気になってしまい、自らの死を偽装することに決める。3,000人以上の参列者が集まった葬式が順調に進む中、ティモシーが企てた計画は「式の途中でいきなり本人が登場する」というものだった。しかし、妻が1滴の涙も流していないことに激怒した彼は、サプライズどころではなくなってしまい、妻を杖で何度も殴りつけるなどして怒りをぶつけたという。
■フェリックス・ブレアゼール
フェリックス・ブレアゼールは、司祭が葬式で自分について何を語るのか知りたいがために、自分自身のニセ葬儀を5年もの月日を費やして計画した。彼の計画は多くの注目を集め、1938年に執り行われた葬儀には8,000人が参列。ドリンクやホットドッグも売られ、葬儀はまるでお祭り状態だったとか……。フェリックスは、自ら製作した棺桶の横にある椅子に腰かけながら司祭の話に耳を傾けていた。そして葬儀の後には、何百人もの参列者が列を作り、フェリックスと握手を交わしたりサインを求めるなどしたという。フェリックスは、葬儀から5年後の1943年に息を引き取った。その際、彼の意向により、葬儀をあげることはなかったそうだ。
■コン・チャンネグ
カンボジアに暮らすコン・チャンネグは精神病を抱えており、彼の家族は安全のため、外出するときはコンの身体を鎖で繋いでいた。しかしある日、コンは鎖から抜け出し、忽然と姿を消してしまう。周囲の願いも虚しく、数日後には近くの川から腐敗した死体が発見される。家族は死体がコンだと信じ込み、葬儀をあげることに。そして火葬の準備をしていた時――なんと彼らの目の前に、突然コンが姿を現したのだ。その場にいた全員が凍りつき、家族を含め多くの参列者がコンの幽霊だと思い込み、逃げ出したという。しかし、父親がコンに触れたことで彼が本物のコンであることが判明する。それにしても、彼らが火葬しようとしていた死体はいったい誰だったのだろうか……。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊死んだはずの人間がカムバック! 自分の葬式に姿を現し、参列者を恐怖させた5人の話のページです。アメリカ、幽霊、オーストラリア、誘拐、カンボジア、葬式、山下史郎、ブルンジなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで