家畜の皮膚で仮装、泣き叫ぶ胎児殺害…古代ハロウィン「サウィン祭」で行われた不気味な儀式5選!【ハロウィンの怖い起源】
一説によると、ハロウィンはキリスト教よりも長い歴史があるとされ、古くは古代ケルト人が行った“サウィン祭”が起源ともいわれている。今では日本でも親しまれるようになったハロウィンだが、過去には奇妙な儀式が執り行われていたことも…。今回は過去に行われたハロウィンを祝うための不気味な儀式5選を紹介しよう。
■死者を弔うハロウィン
古代ケルト人の間ではサウィン祭の時期になると、死者の世界へ通じる扉が開かれると信じられていた。また死者たちは生前に過ごした場所へ帰るとも考えられており、住民たちの多くが死者を弔うために、家の外に食べ物を置いたり戸口を開けたりしていたとか。一方、そのケルト人が多く居住するアイルランドには、死者の世界から現れた“アイリーン”と呼ばれる魔物がサウィン祭の時期に出現したという伝承も。アイリーンはタラと呼ばれる町を焼き尽くしたといわれ、当時のケルト人の中には外に出ることを恐れる人もいたという。
■呼び出した霊魂で未来を占う
古代ケルト人の間でも占いは人気で、ハロウィンには民族の繁栄などを占っていたと言われている。彼らは今で言う“呪文”を使って霊魂を呼び出し、自身に待ち受ける行く末を見ていた。当時のケルト人の占い様式は少々奇抜で、口に水を含み両手に塩を握った状態で、呼び出した霊魂の話に耳をすませていたとか。占い結果の中には無意味な内容が多かったものの、中には結婚相手を的中させた占いも。いつの時代も、占いは人々の生活から切っても切り離せない存在なのかもしれない。
■子どもが生贄にされたサウィン祭
古代ケルト人の儀式“サウィン祭”では、幼い子どもが神への生贄として捧げられることがあった。アイルランドに残る伝説によると、サウィン祭の最中に神“クロム・クルアハ”が生贄を要求し、彼らは夏の間に収穫した農作物のほかに、幼い子どもを生贄として差し出さなければならなかった。またキリスト教の聖職者も、サウィン祭に関する記述を残している。記述によるとアイルランドには、子どもを生贄に捧げるために使用された祭壇が実際にあるとされ、さらに「信仰神に生き血を与えるために、泣き叫ぶ胎児を殺した」ということだ。
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2024.10.02 20:00心霊家畜の皮膚で仮装、泣き叫ぶ胎児殺害…古代ハロウィン「サウィン祭」で行われた不気味な儀式5選!【ハロウィンの怖い起源】のページです。ハロウィン、キリスト教、アイルランド、山下史郎、古代ケルト民族などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで