科学者15,000人が連名で地球滅亡を主張「人類は7つの危機に直面している」! 今行動すべき解決策5つとは!?
もう、わずかな時間しか残されていない――。地球規模の環境改善へ向けた取り組みが急がれている。1万5000人以上の科学者が、今まさに人類は瀬戸際に立たされていることを訴えたのだ。
■1992年以来、2度目の緊急宣言「人類は危機に直面している」
184カ国、1万5000人以上の科学者が今の地球が緊急事態にあると警告している。気候変動、森林破壊、生物種の絶滅などの問題に今すぐ本格的に着手しなければ、手遅れになるという。
学術ジャーナル『Bioscience』において、1万5000人以上の科学者による同盟「Alliance of World Scientists」の名のもと発表された研究では、自然環境保護のために喫緊の課題が挙げられている。25年前の1992年にも、「憂慮する科学者同盟(Union of the Concerned Scientists、UCS)」の名で同様の緊急提言がなされていたのだが、残念ながら事態は好転するどころか悪化し、いっそう深刻さを増しているのだ。指摘された具体的な問題点は下記の通りだ。
1. 利用可能な淡水の減少
飲用をはじめとする利用可能な淡水の量が、1960年代の半分にまで落ち込んでいる。減少の最大の原因は、やはり気候変動にあるということだ。
2. 海洋資源収穫の持続不可能性
1992年の時点で、地球上の漁獲量は持続可能な収量を超えて持続不可能な領域に突入したという。海洋資源の回復のためのいくつかの取り組みがなされているにも関わらず、海産物は減る一方である。
3. 沿岸“デットゾーン”の拡大
海洋汚染による“死の海”はますます増えている。酸素が欠乏した水域の“デットゾーン”は、海洋生態系へ深刻な影響を与える。1960年代以降に識別された“死の海”は劇的な増加を見せ、残念ながら2010年時点で600以上もの沿岸が“死の海”になっている。
4. 森林の減少
森林は炭素、生物多様性、淡水をキープする上できわめて重要である。1990~2015年にかけて、地球上の総森林面積は4,128万ヘクタールから3,999万ヘクタールに減少し、南アフリカの国土とほぼ同じ129万ヘクタールが失われた。
5. 生物多様性の低下
生物多様性は驚くべき速さで失われており、2016年の世界自然保護基金の報告では脊椎動物の生物種が急速に消滅していることが明らかになった。世界中の魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類が1970年から2012年にかけて58%減少しているのだ。
6. 気候変動
1960年代以降、化石燃料の利用による二酸化炭素排出量は急激に増加している。1951~1980年の平均気温と比較して、1992年以降の世界の平均気温は二酸化炭素排出量の増加に正比例して上昇を続けている。
7. 人口増加
人口爆発といってよいかもしれない。1992年の時点から人口は約20億人増加した。世界の人口増加が今世紀中に止められる可能性はきわめて低く、世界人口は現在の72億人から2100年には少なくとも96億人、最悪のケースでは123億人に膨れ上がる可能性もある。
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2024.10.02 20:00心霊科学者15,000人が連名で地球滅亡を主張「人類は7つの危機に直面している」! 今行動すべき解決策5つとは!?のページです。環境、エネルギー、仲田しんじ、汚染、温暖化、貧困、資源、生物多様性、気候変動、人口爆発、温室効果ガスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで