完璧な恐竜のミイラ(化石ではない)がインドで発見される! 6500万年前の姿そのままのレベル!
インドで奇妙な生物の死骸が発見され、話題となっている。その姿はまるで太古の世界を生きた恐竜のようだという。英「Daily Mail」ほか多数メディアが報じている。
■正体不明の死骸
謎の死骸が発見されたのはインド・ウッタラーカンド州のジャスプールという小さな町だ。発見者は電気工の男性で、35年間も放置された変電所を掃除中に奇妙な生物の死体を見つけたという。その死骸は驚くべきことに、およそ6500万年前に絶滅した恐竜のような姿をしていたのである。
死骸はおよそ体長50センチメートルほどと見られ、骨のほかに黒くミイラ化した体組織が残っているようにみえる。死骸には特徴的な細長い頭と湾曲した背中、そして長い尻尾といった特徴が見られる。その姿はまさに我々のイメージする恐竜そのものだ。なお、発見された場所の詳細などは全く不明である。
現在、地元の科学者らによる調査が進められており、近々行われる放射性炭素年代測定でこの生物の生きた時代が判明するとみられる。
■本当に恐竜なのか?
ご存知のとおり、恐竜が絶滅したのは今からおよそ6500万年前とされる。そんな大昔の生物がミイラ化して現代まで残ることはありえるのだろうか? 実際、専門家の多くは否定的で、今回の死体も奇形のヤギの胎児ではないかという指摘がなされている。
しかしながら、2011年にはカナダ・アルバータ州で生前の完全な姿をとどめた、まさにミイラのようなノドサウルスの化石が見つかっている。この化石は死後すぐに川に流されて海の底に埋まるという偶然が重なり、奇跡的にも生きていた頃の姿そのままに化石化したものだ。多くの偶然が重なれば、生前に近い姿で化石が残ることは十分にありえる。
とはいえ、今回の死骸は化石というにはあまりに生々し過ぎる。果たして、発見された死骸は本当に恐竜なのか? 続報が待たれる。
(編集部)
参考:「Daily Mail」「The Sun」ほか
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