シリコンバレーで伝説的ヒッピー施設「エサレン研究所」が復活! 全裸セラピー、タントラセックス… IT企業幹部に超人気の実態とは?
エサレンは昨年、壊滅的状況に陥った。春に起きた3回の土砂崩れが道路を覆いつくし、ワークショップ参加者はヘリコプターで避難しなければならなかった。エサレンは閉鎖中に浸水してしまい、毎月1億円近い損失を出すことになった。その結果、経営陣は大きな決断を下した。道路が10月に再開した時、ベン・タウバー氏が新しいエグゼクティブディレクターに就任するとともに、新しい使命を持った施設として生まれ変わったのだ。それは、テクノロジー業界で働く人々の「ホーム」になることであった。
ベン・タウバー氏は、かつてGoogleのプロダクトマネージャーを務め、またエグゼクティブ・コーチ会社を起業した経験も持ち、テクノロジー業界に精通した人物だ。タウバー氏は「ニューヨーク・タイムズ」紙に、企業のトップたちの内面は傷ついていて、夜眠ることができない人が多いと語る。ハイテク企業を襲う危機に悩む経営者たちは、エサレンでセッションを受け、精神的に癒される必要性を痛感しているのだ。
「シリコンバレーでは新しい認識が浮かびつつあります。古いタイプの『成功』は、必ずしも世界をより良いものにするとは限らないと皆が気づき始めているのです」(タウバー氏)
■パーカー氏「SNSは子どものために良いとはいえない」
その顕著な例として、人々を驚かせたのがFacebook創設時に社長を務めていたショーン・パーカー氏だ。彼をはじめIT産業の申し子のような人々が、現在のテクノロジー業界を取り巻く状態を嫌って、Facebookのような企業を公然と非難しはじめたのだ。
パーカー氏は、ビジネス情報サイト「アクシオス」のインタビューで、ソーシャルメディアは子どものためには良いとはいえないと語った。彼の2700億円にものぼる巨大資産は、Facebookによって作られたものである。しかし、それにも関わらず「今、自分はソーシャルメディアに対して良心的兵役拒否状態だ」とインタビューで語った。
彼は、自分自身やFacebookの現会長兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏のような人々は、この業界に足を踏み入れた時にたった1つだけ、確固たる目標を抱いていたと話す。それは「自社サービスに人々の注意を可能な限り引きつけ、時間を長く消費させる」ことだったと言う。そしてパーカー氏によると、彼らが導き出した答えは「人間の弱さを利用すること」だった。
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