女売人が語る中国「麻薬天国」の真実! コカイン、大麻、売春…蘇州禁毒展覧館の衝撃写真も公開
13億人の人口を抱える中国。この国は、その人口ゆえ、世界経済をも脅かす力を持っている。しかし、その多くの都市が「麻薬天国」となっていることは、ほとんど知られていない。
香港の新界と接しており経済特区に指定されている広東省深圳市は、中国屈指の世界都市であり、金融センターとして高い重要性を持っている。深圳市は、ビジネスや人材、文化、政治の要となっている都市で、その人口は1322 万人に達する。1992年から始まった改革開放経済(社会主義市場経済)の過程で、近隣の農村部から労働者が流入してくることで巨大な都市が形成された。今、この街には麻薬がはびこっている。
2017年10月上旬、コカインや大麻を売ってカネを稼いでいるという女性に会うことができた。深圳市内にある女性のマンションに行くと、そこには、2人の女性がいた。部屋は、2Kでベッドは2基。部屋代は、3人でシェアしていて、共同生活をしているという。ベッドの上には、ミッキーマウスやミニーマウスのぬいぐるみが置かれていた。また、テーブルの上には、安物のパソコンがあった。
「私たちが扱っているのは、コカインや大麻よ。本当にいい商売。北京オリンピック以降、中国は、経済発展したけれど、まだまだ一般的な所得は低いのよ。工場で働いてもらえる給料は(北京オリンピック以降)、2倍くらいにはなっているけど、その分物価も上がっているの。だからこういう商売をやっているのよ。月に2万元(約36万円)くらい稼げるわ。買いに来るのは、ほとんどが(元・)農民よ。出稼ぎ労働者ね。彼らは、一度、麻薬の魅力にとりつかれると、そこから抜け出せなくなるの。誰でも都市部に出て来ると新しいものに出会うでしょ。その中にコカインや大麻も入っているの。「取引」をするときにパソコンを使うことはないわ。情報が漏れるからね」(福建省出身の22歳の女性A)
Aという女性は、こう話すとスボンの裏ポケットから小さなビニール袋をいくつか出してくれた。そこには、少量のコカインが入っていた。彼女は、まったく悪びれる様子を見せなかった。
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