ラブドールを抱いたままミイラ化した哀れな独身男! ロシア孤独死の闇… 爆乳“自家製ガールフレンド”に抱かれながら…
独身で一人暮らしをしている者なら、一度は自分の最期を想像したことがあるのではないだろうか? 最近、ロシアでとある独身男性の遺体が発見され、何と悲しい最期なのだと話題になっている。今月15日付けの英「Daily Mail」が、その物悲しい最期を報じている。
■年金暮らしの悲しい最期
ロシア・サンクトペテルブルクのアパートの一室で、年金暮らしの独身男性ヴァレリー・Mさん(66)の遺体が発見された。異様な臭いがするという隣人の通報により、部屋を訪れた警察がソファで死んでいるヴァレリーさんを見つけたのだという。
これだけならありふれた孤独死なのだが、今回は少し様子が違った。警官らは遺体の隣に寄り添うように横たわる、女性型の人形を発見したのである。
■お手製ラブドール
女性の人形はほぼ等身大の大きさで、顔は見るからに衣料品店のマネキンのものであった。女性用の服や帽子を身にまとっているが、胸の部分には異様なほど大きな丸いクッションが取り付けられている。巨大な乳房を象っているのは明らかで、ご丁寧なことに乳首は別の色で作られている。いわゆるラブドールであろう。
警察が調べたところ、人形は布やロープ、古いタオル、そしてマネキンの頭部で作られていた。おそらくヴァレリーさんがゴミを集めて自分で作ったのだろうと見られている。顔には自ら化粧も施していたかもしれない。不自然なほど巨大な胸はピンク色のタオルで作られていたという。
検死によると、遺体は一部がミイラ化しており、発見の数カ月前に亡くなっていたことが判明している。近所の人々が彼を最後に目撃した時期と一致している。警察はヴァレリーさんの死は自然死であり、事件性もないと見ている。
髪の毛の位置もあるのだろうが、「ガールフレンド」は目を閉じて静かに眠りについているように見える。まるで死したヴァレリーさんに優しく寄り添っているようだ。よく見ると、部屋の奥には赤ちゃんの人形らしきものが写っている。この人形たちは彼にとって家族だったのかもしれない。
今年1月にはイギリスで孤独担当大臣が設置されたと話題になったが、独身者の孤独や孤立は世界中で大きな問題となりつつある。日本でも孤独死は社会問題となり、たびたびテレビなどで取り上げられている。内閣府の平成29年度版「高齢社会白書」によると、2015年度には3127人もの高齢者(65歳以上)が一人暮らしの自宅で亡くなっているという。
ヴァレリーさんの死に様は、世界中の多くの独身者にとって他人事ではない。この物悲しいニュースは画像つきで報じられ、多くの人々が同情と哀悼の意を捧げている。
参考:「Daily Mail」「高齢社会白書」、ほか
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