ロシアの怪奇生物「ブロスノ・ドラゴン」がヤバい! モンゴル軍とナチス戦闘機を丸呑み、写真複数、科学者が「白みを帯びた巨大な肉塊」を目撃
この時からブロスノ湖の怪物は、大きな戦乱や歴史を揺るがす事変が発生するたびに、幾度となくその姿を見せ、ロシアの人々の間で伝説として語り継がれていくこととなる。ヴァイキング(古くから西ヨーロッパ沿海部を侵略したスカンジナビア・バルト海沿岸の武装船団)が、自分達の盗品を隠すために船でブロスノ湖上の島に上陸しようとしたところ、この怪物が現れてヴァイキングの一団を島ごと飲み込んだという言い伝えもある。また、第二次大戦中にはブロスノ湖の上空を飛行するナチス・ドイツの戦闘機を、この怪物が食べたという噂まで流れた。ある時は巨大な砂山のような物体が湖に出現しては消えるということが度々あり、また漁師が船に乗っていると湖の中から巨大な“口”が現れ、漁師を船ごと丸のみにしたという話もまことしやかに語り継がれている。
■写真に撮影された「ブロスノ・ドラゴン」
ここまでならばよくある歴史上のフォークロアにすぎないと片付けることもできるが、1991年のソ連崩壊後、伝説上の存在にすぎないと思われていたこの怪物が、にわかに現実的な存在として注目を浴びることとなったのである。
1996年、モスクワからやって来た旅行者がブロスノ湖の湖面を泳ぐ正体不明の生物の写真を撮影した。(上の写真)このことをきっかけに多くのジャ-ナリストやカメラマンらがブロスノ湖に未確認の巨大生物が生息する可能性について、本格的な調査が行われた。翌97年にも湖面を泳ぐ謎の生物が幾度となく目撃され、湖の周辺に住む住民はもはや伝説上の存在ではなく、「やはりブロスノ湖には正体不明の怪物が棲んでいる」と、その実在に確信を抱き、怪物の襲撃に備えて家の防御を固めている様子が、イタル・タス通信などによって報じられた。
2002年にはロシア国内のUFOや未確認生物を調査する科学者を統合している専門団体が、ブロスノ湖の水中の音波調査を行った。このことはモスクワの新聞でも報じられたが、それによると湖底から5メートルほどの水中に、貨物列車ほどあるゼリー状の物体が浮いていることを音波探査機が探知した。その物体はしばらく静止状態だったが、やがて湖中を急上昇し、水面に浮かび上がって来た。それは全体が白みを帯びた巨大な肉塊のような物体であった。伝説上語り継がれている「ブロスノ・ドラゴン」とはまったく違った形をしていたため、この一件はブロスノ湖をめぐる新たな謎を喚起することになった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.09.18 20:00心霊奇妙な風習…“引っ張り合う”魂が集う墓地に佇む老婆【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.08.07 20:00心霊ロシアの怪奇生物「ブロスノ・ドラゴン」がヤバい! モンゴル軍とナチス戦闘機を丸呑み、写真複数、科学者が「白みを帯びた巨大な肉塊」を目撃のページです。ロシア、未確認生物、樹海進、ブロスノ・ドラゴン、ブロスノ湖などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで