【萩本欽一の都市伝説】欽ちゃんの恐すぎる素顔をあさりど・川本成が語る 「自分を根底から否定される」「質問攻め5時間」(インタビュー)
そこでハッとするんです。どんな動きをするのが正解か、ということばかり考えていたけど、そういうことじゃない。お客さんが何を不思議に思うかというと、開けた扉を閉めてないことだ、って。
それで、実際に舞台でやってみると、(「ボーナスは?」と聞かれた後に)まず扉を閉めると、お客さんが笑うんですよね。なぜかというと、その動きから「いったん落ち着こう」っていう心情が滲み出るからなんですよ。扉を閉めるという行為だけで、その人の心理を物語ることができるんですね。
これが芝居なんです。欽ちゃんは多くは言わないけど、きっとそういうことなんだろうなって。「今の笑いは俺が教えるレベルにいってないんだよ。この1つの動きを教えるだけでも5時間かかるもんなぁ」って言われますね。
■やっぱり恐い、でも欽ちゃんの教えを広めたい
――(ラリー)扉を閉めるという答えだけを最初に教えても、それのどこがすごいのか実感できないから、いろいろやらせた後で教えたということなんでしょうね。
川本 そうですね、たぶん自分で気づくことが必要なんだと思います。やっぱり理由を考えることが大事で、答えだけを教えても出来るようにならないし、その後の行動も全然違うものになっちゃうんでしょうね。
――(ラリー)萩本さんを追いかけたドキュメンタリー映画『We Love Television?』(2017年公開)を川本さんがご覧になった感想はいかがでしたか?
川本 あの映画の内容は、僕らが見ると普段の欽ちゃんそのものなんですよね。だから、すごい面白いっていう気持ちになれないどころか、ちょっとドキドキしちゃうところもあって。稽古風景とかを見ているとちょっと「イップス」みたいな、過呼吸に近い感じになるんです。恐怖が蘇ってくるから。
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2024.10.02 20:00心霊【萩本欽一の都市伝説】欽ちゃんの恐すぎる素顔をあさりど・川本成が語る 「自分を根底から否定される」「質問攻め5時間」(インタビュー)のページです。萩本欽一、キック、ラリー遠田、川本成、欽ちゃん、あさりど、イップス、ボーナス、素人などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで