アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!

 フェイクニュースが世の中を騒がせている。「オバマはアメリカ生まれでないので大統領になる資格がない」や、「英国はEUに週に3億5千ポンド(480億円)も負担金を支払っている」等は、これまで大きな騒ぎを引き起こしたフェイクニュースの代表格だ。

 そしてロシアはフェイクニュースを広めることによって、米国の大統領選介入に成功した。今やフェイクニュースはただの「偽ニュース」でなく、一国の政治を左右するほどのパワーを持っている。


■アヒルに見える? ウサギに見える?

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!の画像1画像は「YouTube」より

 上記の一枚の絵を見てほしい。これは古典的な「アヒルに見える? ウサギに見える?」の錯視画で、1899年に米国の精神分析医のジョセフ・ジャストロー博士によって用いられたものだ。

 ジャストロー博士は、目が物を見るのではなく、「見る事」には精神活動が関わると指摘した。そしてこの画で何を見るか、また2匹の動物をいかに早く切り替えて見られるかは、脳の働きの速さと創造性に関わると結論づけた。

 それから100年後、カナダにあるアルバータ大学の神経科学者カイル・マシューソン教授がこの古典的な画を使い、新たな研究を行った。それによれば、この画像で人の思考法と脳に組み込まれた偏りをテストできるという。

 この画を見たあなたが、アヒルやウサギのどちらかだけが見えて、2種類の動物が見えない場合は、騙されやすく、フェイクニュースをより信じやすい人なのだという。

 マシューソン教授は、この古典的な錯視画を参加者に提示し、何が見えるかを答えさせた。半分の参加者は、アヒルもしくはウサギのどちらかだけが見え、もう片方の動物は見えなかった。

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!の画像2画像は「YouTube」より

 知覚心理学の学術誌「Perception」に掲載された教授の論文によれば、これは状況説明なしで情報が示された場合、脳はその解釈に戸惑うという証拠だという。そして教授は、画像の中に両方の動物を見ることができなかった人は、より大きな状況を考慮せず、見たものをそのまま信じる可能性がより高いと述べる。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

UFO・宇宙人最新記事

UFOタブーが絡んだ4つの不審死

都市伝説