アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!

■ストーリーを提供することで判断が促される

 また、この研究では参加者に簡単な手がかりを与えると、両方の動物が見えるようになることを発見した。教授が、参加者に「ウサギを食べようとしているアヒル」が見えるかと聞くと突然、参加者は前には見えなかった動物を見ることができた。これは、人の脳がズームアウトして、2つのイメージが互いに関連している時には大きな画像を見ることができるためだという。

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!の画像3Canoe」の記事より

 この研究では、参加者に他の手掛かりも伝えたが、それらは効果的ではなかったという。例として、参加者に「ウサギがアヒルを食べようとしている」と逆の物語を言っても、良い結果は得られなかった。また同じく、「アヒルがウサギの隣にいる」と参加者に伝えても、結果に違いは見られなかったのだ。

「アヒルがウサギを食べようとしている」手掛かりは、他の手掛かりとは違い、画像に「文脈」を提供する。「文脈」は、脳がいったん見えないと判断したモノを見るのに役立つらしい。

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!の画像4アルバータ大学のマシューソン教授 「Canoe」の記事より

 マシューソン教授は、人々にこう警告する。

「ニュースを読む時は気をつけてください。私たちはしばしば自分が見たいと思うように情報を解釈し、理解しています」

 もしニュースや画像を見るのに、偏った目で見る準備が整っていれば、他の視点を組み込むことは難しくなる。この研究はわずかな言葉、もしくは画像によって脳が情報を解釈する方法をコントロールできることを示している。現在、教授はどの種類の言葉が、曖昧な情報や画像に対する誤った認識を無くすことができるかどうかの研究を深めている。

アヒルに見える? ウサギに見える? 「どれくらいフェイクニュースに騙されやすいか」わかる錯視テストに衝撃!の画像5画像は「YouTube」より

 確かにニュースを読んだ時、私たちの頭にはすでに登場人物や物に対するイメージが組み込まれている。そしてそのニュースが頭の中のイメージに沿うものだった場合、例えそれがニセの情報でも鵜呑みにしやすいことは確かだ。これらの「脳内に既にプログラミングされたイメージ」をどうやって、ニュートラルな状態に戻すのか――。教授のさらなる研究が待たれる。
(文=三橋ココ)

 

Duck or rabbit? The 100-year-old optical illusion that could tell you how creative you are 動画は「YouTube」より


参考:「Daily Mail」、「Canoe」、ほか

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