我々の世界は1881年に終わっていた!? 伝説の予言者マザー・シプトンの戦慄予言とは?

我々の世界は1881年に終わっていた!? 伝説の予言者マザー・シプトンの戦慄予言とは?の画像4岩に彫られたマザー・シプトン「Wikipedia」より引用

「7日7晩の間、人々は驚くべき光景を目の当たりにする。波は信じられないほど大きくなり、浜辺を襲う。それから、山々がうなりをあげ、地震が大地を割るだろう」

 これは、隕石が海に落下し、巨大津波、噴火、地震が起こることを意味しているという。

「恐怖にかられた人々は津波、殺人、レイプから逃げるが、血の海に沈む。人類の手はあらゆる土地を汚す」

 これは、自然災害をきっかけに世界が第三次世界大戦に突入することを意味しているという。自然災害と戦争は一度は収束するが、再び隕石が衝突し、さらなる災害がもたらされるそうだ。そして、

「遠くの土地で、何人かの人々が、ああ、こんなにも小さな集団が固い丘を離れ、地球に広がっていくのだ」

 これは、第三次世界大戦のわずかな生存者がシェルターから出てくることを意味しているという。また、聖書の文言「死者が墓から出てくる」と重ね合わせて読むこともできるだろう。

 恐ろしい予言だが、ここで気になるのは第三次世界大戦がいつ始めるのか、という点だ。マザー・シプトンは戦争の開始時期は明確に述べていないが、世界の終焉の日は書き残している。それには、「世界は終焉を迎える。1881年に」と書かれているという。

我々の世界は1881年に終わっていた!? 伝説の予言者マザー・シプトンの戦慄予言とは?の画像5マザー・シプトンの洞窟「Wikipedia」より引用

 ……これは何かの間違いではないだろうか? この予言の通りだとすれば、我々の世界は一体何だというのだろうか? ここで早まってはいけない。先ほどの予言をもう一度読んでみると、はっきりと「古い世界が死に、新しい世界が生まれる」と書いてあるのだ。つまり、1881年に終わった世界は旧世界であり、我々はその後の新しい世界を生きていると考えることができるだろう。

 だが、そうは言っても1881年に世界が終わるような大事件は起きていないではないか……。もしかしたら、我々の気付かぬ間に現実の世界は終わりを迎えており、今の我々は別に創造されたホログラフィック空間に生きているのかもしれない。あるいは、世界を創造したプログラマーが1881年にリセットをかけた可能性もあるだろう。多様な解釈が可能だが、読者はどう思われるだろうか?

 とはいえ、実は上に挙げた予言は17世紀にマザー・シプトンの伝記を著したリチャード・ヘッドという人物や、19世紀の人々らによって捏造されたもので、彼女の本当の予言ではないという見方も強い。しかしながら、長きにわたって伝えられている背景には、虚が実になったものも多々あるからではないだろうか――。

参考:「EWAO」、ほか

TOCANA編集部

TOCANA/トカナ|UFO、UMA、心霊、予言など好奇心を刺激するオカルトニュースメディア
Twitter: @DailyTocana
Instagram: tocanagram
Facebook: tocana.web
YouTube: TOCANAチャンネル

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

関連記事

    人気連載

    “包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

    “包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

    現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

    2024.10.02 20:00心霊

    我々の世界は1881年に終わっていた!? 伝説の予言者マザー・シプトンの戦慄予言とは?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

    人気記事ランキング11:35更新