64年前に“UFO出現”でプロサッカーの試合が延期、写真も残存! 町中が目撃、選手「あれは宇宙人だった」
「あれはエイリアンのものだったと思います。私はそう信じています。私自身が納得できる説明はそれよりほかにないのです」(ジジ・ボーニ氏)
この時ピッチにいた選手の1人、ロモーロ・ツチ氏は70年代まで活躍した名プレイヤーだったが、この出来事は忘れられないものになったと語る。
「(この出来事のおかげで)この年は誰もが宇宙人とUFOについて真剣に話していました。私たちは本当に、それらを直接見たんです」(ロモーロ・ツチ氏)
この騒ぎで試合はサスペンデッドゲームとなり延期されたことが公式の記録に残されている。延期理由には「観客が空に何かを見たから」と主審が書き記している。
■クモの集団移住によるものか?

この出来事は地元紙「La Nazione」でも報じられた。見出しには「複数の球体と空飛ぶ円盤が通り過ぎた後で、トスカーナの街にガラス繊維が落ちた」とある。この“空飛ぶ円盤”をとらえた写真も掲載された。
そしてこの謎の“ガラス繊維”はその後に“天使のヘア”と呼ばれることになったのだが、記事を担当した新聞記者のジョルジオ・バティーニ氏によればきわめてもろい物体で、指で摘もうとしてもすぐにバラバラになって姿形がなくなってしまうものであったということだ。
それでもバティーニ氏は材木に堆積していたこの“天使のヘア”をマッチ棒を使って慎重に採取し、フィレンツェ大学の化学分析研究所に持ち込んで分析を依頼した。分析の結果、“天使のヘア”はホウ素、ケイ素、カルシウム、マグネシウムを含有し、放射性はないことが確認された。
一方、元米軍パイロットの天文学者、ジェームズ・マクガハ氏などは、この一連の出来事はクモの集団移住であると指摘している。“天使のヘア”はクモの糸だったというのだ。
「クモはクモの巣を帆のように用い、集団になって空で大きな塊をつくり、風に飛ばされ地上400メートルもの高度に達して移動します。太陽光がこのクモの巣の塊に反射するとさまざまな視覚的効果をもたらすのです」(ジェームズ・マクガハ氏)

そして実際に、北半球では9月と10月がクモの“引っ越しシーズン”であることが生態学的に確かめられている。
しかしながら“天使のヘア”がもしクモの糸だとすればその成分はタンパク質が中心でなくてはならない。分析の結果とは大きく食い違うことになる。特にホウ素やケイ素がクモの糸の主成分になることはないという。
そしてこの出来事の後、何日もの間の多くのUFO目撃がトスカーナ州の多くの町で報告されている。フィレンツェから北西のプラート上空では白く光る飛行物体を複数名が目撃している。
64年が過ぎても謎に包まれたままの本件だが、多くの目撃者にとっては決して忘れられない体験になったようだ。前出のロモーロ・ツチ氏はこの出来事に遭遇したことをとても幸運な体験だったと振り返っている。
「私はとても魅了されました。そして望外の幸せに包まれました」(ロモーロ・ツチ氏)
ツチ氏にとっては謎の解明よりも、かけがえのない貴重な思い出のまま、そっとしておいてほしいのかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊64年前に“UFO出現”でプロサッカーの試合が延期、写真も残存! 町中が目撃、選手「あれは宇宙人だった」のページです。サッカー、UFO、仲田しんじ、クモ、スタジアム、競技場、エンジェルヘア、天使のヘアなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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