殺した愛人を“ディナー”にして隣人と食べた女シリアルキラーが逮捕される！ 手慣れた手口、夫も殺害… 犠牲者20人超の可能性＝米

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ケリー・コクラン　画像は「Rolling Stone」より引用

　逮捕後、ケリーは夫殺害の動機について、夫からのDVが原因だったとしている。彼女は夫について「1つの体に優しい人と恐ろしい人の2人がいるようだった」と語り、身の危険を感じていたと訴えている。2002年に結婚した時、夫妻は「裏切りがあれば相手を殺す」と冗談で誓い合っており、夫がその誓いを果たそうとしているように感じたという。レーガンさん殺害後も夫婦仲はあまり良くなく、ケリーは複数の男性と関係を持っていたようだ。

　2017年5月、ケリーはレーガンさん殺害の罪で有罪判決を受け、懲役65年の判決を受けた。そして今年5月には夫殺しでも有罪となり、終身刑を宣告された。ケリーは「私は刑務所で死ぬだろう。運命を受け入れている」と話している。

■ケリーはシリアルキラーなのか？

　だが、問題はまだ残っている。ケリーの余罪である。自白通りなら、コクラン夫妻はレーガンさん以外にも少なくとも20人もの人々を殺害していることになる。彼女を捜査していた元警官のジェレミー・オグデン氏は、最初こそ捜査を混乱させるための嘘だと思っていたが、現在ではケリーが本当にシリアルキラーかもしれないと疑っている。レーガンさん殺害時の手口は徹底的なもので、非常に手馴れたものであるように見えるからだ。

　しかしながら、夫妻がシリアルキラーであるという証拠はほとんど見つかっていない。夫ジェイソンは死んでしまったし、ケリーは2度「21人殺した」と話しただけで、その詳細を話していない。そして被害者の身元や遺体の埋められた場所もわからないというのが実際のところだ。

　ケリーとジェイソンは本当にシリアルキラーだったのか？ 真相はまだ闇の中である。

（編集部）

参考：「People Crime」、「Chicago Tribune」、「Rolling Stone」、ほか

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