動画を見るだけでオーガズムに到達! 脳ミソが“うずき”まくる「ASMR」の究極効果に悶絶必至!
例えば本のページをパラパラめくる音や、誰かがささやく声など、そんな音を心地よく感じたり、あるいは逆に背筋がゾッとするような感覚になることはないだろうか。最近ではこうした感情に訴える音響をフィーチャーした「ASMR」の動画が人気だ。
■癒し系BGMとは異なる音響の“ASMR”とは?
ASMRとは「Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)」の略で、特定の好みの音や映像などから受ける刺激で脳がじんわりととろけるような心地よさを感じる現象のことだ。そのヒーリング効果やリラックス効果から“脳のマッサージ”や“脳オーガズム”などと呼ばれることもあるほど。
興味深いのは、女性が耳型のイヤホンを優しく撫で回しながらひたすら舐め続ける映像や、石鹸をシュッシュと丸々1個削り続けたり、タオルを長時間たたみ続けたり、食べ物をシャクシャク咀嚼している音を聞かせたり……と従来の小川のせせらぎ等の、いわゆる“癒し系BGM”とは趣きが少々異なる点だ。
研究を行っている英シェフィールド大学の心理学者のG・ポエリオ氏によると、ASMRによる“脳オーガズム”は多くの人が幼少期から体験しているそうだが、YouTubeやRedditといったインターネットサイトの発達により、多くの人の感覚に直接訴えることが可能になり、シェアされることが過去10年ほどで劇的に増えたという。
海外では多くの人が睡眠導入用途やストレス緩和目的で利用しているともいわれ、ささやくような声や自分の好み(フェチ) なもの、カリカリ、ポリポリ、トントン、といった調子で淡々とこなされる単純な作業、散髪や他の人に頭や背中を触られる、といったものが特に好まれているようだ。
だが、ASMRの心理的・身体的効果については事実上見過ごされており、具体的な調査や研究が着手されたのはここ最近の話であるらしい。
■ASMRの癒し効果が実験で確かめられる
博士たちは最初の実験で被験者たちを2つのグループに分け、心拍数モニターをつけてもらいASMRビデオとそうでないものを用意して別々に鑑賞を開始。その後、それぞれ感情の上げ下げやリラックス効果、心拍数の増減について自己申告してもらったという。
次には千人以上のボランティアを募り、オンライン上での大規模な調査を実施。やはり2種類のビデオを見た後で、脳が何回“うずいた”か、感情にどんな変化があったかを報告してもらうよう依頼した。
その結果、ASMRには自分の気分を高めるだけでなく心拍数を下げる効果があり、併せてこれまでストレス対策で活用されている音楽やマインドフルネスといったものと同じくらいまでの癒し効果があることが判明したという。
生理学の分野にも影響を与えそうだとますます熱い視線を集めるASMR。科学的な実証はまだであるが、今後のさらなる研究成果に期待したいところである。
すでにYouTube上には膨大な量のASMR関連動画が投稿されているが、自分に合うものがあるかどうか、試しつつ探してみるのもアリだろう。
参考:「Daily Mail」、ほか
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