カリスマ連続殺人鬼チャールズ・マンソンの遺灰で描いた絵で怪現象!? 最凶カルト集団教祖の“威光”に揺れる米国

■遺灰を使った肖像画がオークションに

 葬儀から3カ月後の今年7月、マンソンの遺灰を使って描かれたという絵画がオークションに出品された。ウェブメディア「TMZ」によると、これは自分の血液で絵を描くアーティストRyan Almightyの作品で、葬儀の参列者からマンソンの遺灰を入手し、それを自らの血で描いたマンソンの肖像画の目の部分に使ったそうだ。遺灰の提供者は不明だが、オークションで得た金で被害者の慰霊碑建設を計画しているという。Ryan Almightyは「マンソンの遺灰はまだ残っており、売りには出さないが今後も作品にする」と話している。

カリスマ連続殺人鬼チャールズ・マンソンの遺灰で描いた絵で怪現象!? 最凶カルト集団教祖の威光に揺れる米国の画像3問題の絵画。画像は「TMZ」より引用

 今月24日付の「Newsweek」によれば、マンソンの肖像画を2000ドル(約22万円)で競り落としたのは、超常現象研究家で作家や俳優でもあるザック・バガンズ。バガンズはマンソンの義歯なども所有するマニアで、この肖像画にも「超常的なエネルギーが息づいている」と話す。落札された作品は、彼の他の「超常現象を引き起こす」コレクションと共に、ラスベガスの「Zak Bagans’ Haunted Museum」に展示される予定とのことだ。

 カリスマ犯罪者の遺体をめぐる顛末は、「遺灰を使った肖像画がオカルト博物館に展示される」という、何ともアメリカのサブカル業界らしい形で収束しつつある。一方、日本ではオウム真理教代表・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の遺骨の行方が注目されている。この遺骨の重要度はマンソンの遺体とは比較にならず、次なる事件へとつながりかねない危険性をもはらんでいる。こちらの事件もどうか穏便に済んで欲しいものだ。

参考:「Newsweek」「TMZ」「Rolling Stone」「Mysterious Universe」ほか

TOCANA編集部

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