シベリアで“太陽が消失”する怪事件発生、数時間真っ暗闇に! 「急に胸が苦しくなって…」当局は完全沈黙、ロシア軍の極秘実験か!?
ロシア共和国に属すサハ共和国で“太陽が消えた”という驚愕のニュースが舞い込んできた。
ロシア紙「The Siberian Times」(7月24日付)によると、7月20日の午前11時30分から午後2時までの約2時間半、イタリアよりも広い面積になる、サハ共和国のエヴェノ=ビタンタイ民族地区とジュガンスキー地区が暗闇に包まれるという怪事件が発生したという。この件に関してロシア当局は現在まで沈黙しており、その原因を巡ってさまざまな憶測が飛び交っている。
現地住民によると、当時は黄色がかった暗闇が徐々に街を覆っていき、最終的には電気をつけないと手元も見えないほど暗くなったという。日中でも太陽が沈んだ状態が続く極夜を連想させるが、極夜が北極圏で起こるのは冬至前後のため、今回の現象の説明にはならない。
当局から公式な発表もないため、住民の中には「悪魔の仕業」だと信じている者もいるようだ。
「最初は強い雷嵐が来たのかと思ったけど、空がどんどん暗くなっていった。これまで経験したことのない黄色い暗闇で、本当に不思議だった。日食を疑ったけど、普通はテレビで日食の情報は伝えてくれるはずだし、おまけにこんなに長い日食なんてないよ」(現地住民)
一方、近隣の山火事の煙が原因だとする説も挙がっている。ベルホヤンスク市長のエフゲニー・ポタポフ氏によると、暗闇が発生した地域では山火事は発生していなかったが、エヴェノ=ビタンタイ民族地区の国境付近で山火事があったという。しかし、市長自身も「本当のところはまったく分からない」、「とにかく何か奇妙なことが起こった」、「隕石が落ちたかも……」と語っているように、自身の説明に納得していはいない様子だ。
その上、米誌「Newsweek」オンライン版(7月25日付)によると、環境モニタリンググループのユーリ・デクテレンコ氏は、山火事の煙を他のものと見間違えるはずはないと山火事説を否定している。
「火事の煙なら、それだと分かるでしょう。焼けるような臭いがしますから。我々の観測所はそのようなものは観測していません」(デクテレンコ氏)
また別の住民からは、「軍のテストかもしれない」、「UFOがやったとしか思えない」という声まで挙がっており、騒動は収束するどころか、ますます加熱している。さらには、英紙「Daily Mail」(7月25日付)が、暗闇の中で「何か空気中の重いものが胸を押しつぶすような感覚」があったという証言を紹介しており、住民らの健康被害も懸念される。いったい本当の原因は何だったのだろうか? 当局にはしっかりと原因を究明してもらいたいものだ。
参考:「New Scientist」、「New Scientist」、「New Scientist」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊シベリアで“太陽が消失”する怪事件発生、数時間真っ暗闇に! 「急に胸が苦しくなって…」当局は完全沈黙、ロシア軍の極秘実験か!?のページです。日食、ロシア、太陽、暗闇、シベリア、怪異、山火事、サハ共和国などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで