キューバ米大使館「音響攻撃事件」が未だに謎すぎる点とは!? “集団ヒステリー説”も新浮上の怪!

 今年5月、中国広東省広州市の米総領事館職員が不可解な脳の損傷を負ったことで、米国務省が中国に滞在する米国市民に対し注意を喚起したことは記憶に新しい。当核職員は精密検査のため帰国し、「軽度外傷性脳損傷」と診断されたという。現在、中国政府も調査を行っているとしているが原因は一切不明だ。


■米領事館へ音響攻撃か!?

 だが、在外米人が、このような事件に巻き込まれたのは、今回が初めてではない。2017年、キューバの米大使館勤務者22名は、未曾有の健康被害に次々と襲われた。難聴や吐き気、めまい、鼻血、不眠症などなど。頭痛を訴える患者を診察したところ、脳しんとうの症状が現れていた。しかし、本人はこれまで一度も頭を打ったことがなかったのだ。

キューバ米大使館「音響攻撃事件」が未だに謎すぎる点とは!?  集団ヒステリー説も新浮上の怪!の画像1 「Daily Mail」の記事より

 事態を重く見た米政府は、キューバにFBIを派遣し調査したが、音響兵器などの証拠は発見できなかったという。キューバ政府も身の潔白を主張しているが、せっかく国交正常化した米=キューバ間にとって気をもむ事案となっている。

 被害に遭った広州総領事館職員の話を総合すると「異常な音と圧力」による不快感が、2017年暮から始まったらしい。ブンブン、キーキー、または金属に穴を開ける時のドリル音などさまざまなノイズとともに、空気圧を体感するということだ。例えるなら、走行中の車のウインドウを少し開けたとき、バサバサと顔に当たる風圧に近い感じだという。

 中国とキューバの政府関係者が標的となったミステリアスな事件。すでに「音響兵器アタック」ではないかと囁かれている。

 米政府は、少しでも身体に不審な点を見つけたら、医療機関へ駆け込むよう呼びかける一方、大使館ホームページでは「たとえ体調不良になっても、その原因を探らないこと。代わりに、音の聞こえなくなる場所まで避難するように」と、穏便に行動するよう警告している。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

キューバ米大使館「音響攻撃事件」が未だに謎すぎる点とは!? “集団ヒステリー説”も新浮上の怪!のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング更新