安田純平さん動画、“底知れぬ違和感”の正体とは?「韓国人」発言、週刊新潮との裁判、身代金… 有識者が徹底コメント!

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安田純平さん動画、底知れぬ違和感の正体とは?「韓国人」発言、週刊新潮との裁判、身代金… 有識者が徹底コメント!の画像1arabnewsより

 2015年6月に取材目的でトルコ南部からシリア北部に渡った後、イスラム過激派組織「シリア征服戦線」(旧ヌスラ戦線)に拘束されたとされるジャーナリストの安田純平さん(44)とイタリア人のアレッサンドロ・サンドリーニさんとみられる男性2人が助けを求める動画が31日までにインターネット上に公開された。

 なお、サンドリーニさんとみられる男性は、2016年10月にトルコで拘束され、シリアに連れて行かれたと考えられている。動画で「今日は2018年7月19日」でイタリア政府に向けた最後の訴えだと述べた。 動画のタイトルは「シリアの日本人人質からの訴え」。過激派組織「イスラム国」(IS)の映像で殺害される人質が着ている囚人服に似たオレンジ色の服を着用し、背後には銃を構えた覆面の男2人が立っている。安田さんとみられる男性は日本語で、「撮影日は7月25日、とてもひどい環境にいます。今すぐ助けてください」と訴えた。しかし、この男性が「ウマル」と名乗り、国籍は「韓国人」と主張している点など不審な点が多く、ネット上では「本当に本人なのか?」という声が噴出している。


■安田純平さん拘束事件、これまでの経緯

 安田さんが消息を絶ってから半年ほどが過ぎた2015年12月、ジャーナリストの国際団体「国境なき記者団」がホームページ上で、「彼はアルカイダ系の武装組織ヌスラ戦線の支配する地域で拘束されている」と発表。武装組織が身代金を要求しているため、早急な解放に向けて、日本政府へ動くよう求めた。しかし、親交のあるジャーナリスト常岡浩介氏は、身代金要求の事実を否定したうえで同年12月上旬までの生存を確認していると報告した。その後、2016年5月にオレンジのTシャツを着させられ、「助けてください これが最後のチャンスです」と書かれた白い紙を持つ安田さんの姿が撮影され、2018年7月6日には「2017年の10月17日だ」と語る安田さん本人の映像が報じられたが、それ以来、安田さんに関する情報は途絶えていた。

 今回の動画公開を受け、各報道では「安田さんは最近、『シリア征服戦線』から移行した新組織『シリア解放機構』から分派してできた別の過激派組織に拘束」されており、「精神的に病んでいる可能性がある」という指摘もあるが、一体真実はどうなっているのか? 果たして我々は安田純平さんを無事に助けることができるのか。安田氏と親交があり、国際紛争に詳しいフリージャーナリストの村上和巳氏にコメントを求めた。

「なぜ韓国人を名乗ったのかは本当に不明なのですが、ひとついえるのは、昨年秋までは無事だという情報が(どこからとは言えないですが)水面下で我々ジャーナリストらの元にも入っきていたのに、それ以降はぱったりと情報が途絶えていたということです」

「また不思議なのは、これまでの動画がトルコ在住のヌスラ側の代理人を通じて公開されてきたのに対し、今回は、米テロ組織監視団体SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)が、自分たちのアップローダーで公開しており、背後にどのような人物が関係しているのかがわからないということです」

「つまり、以前は日本のメディアに代理人を通じて『安田氏の動画を買ってくれ』という遠回しな働きかけがあったのですが、今回はなさそうですし、目的も不明なので、動画自体もどこまでがフェイクでどこまでが真実なのかが現時点では判断しかねる状況なのです」

――安田氏自身が、ヌスラと組んで身代金を要求している可能性もあるという意見もありますが?

「それはないでしょう。安田氏はそう簡単に身代金が出ないことを知っていますし、日本でも活躍していたのに、シリアで3年間も不意にする理由がありません」

――村上さんとしての現時点での結論は?

「一部の人は今回の動画を極めて深刻な事態と捉えているようですが、私個人の見方はこれまで武力勢力が行ってきた揺さぶりの延長線上にあると考えています。イスラム国系の武装集団に捕まったという意見もありますが、「シリア征服戦線」(旧ヌスラ戦線)側がオレンジスーツを着てイスラム国“風”に演出しているだけである可能性もあります」

――ありがとうございました。

 また、別のジャーナリストは匿名を条件にこれまで明かされなかった情報をトカナに教えてくれた。

「実はもともと、安田純平氏と親しいジャーナリストが別ルートからヌスラ戦線側と交渉を続け、身代金0円で助かる流れになりつつあったらしいんです。しかし、自称ジャーナリストの日本人X氏が“安田氏の家族の代理”と名乗って勝手にシリア人と組んで身代金交渉を進めたため、ヌスラ戦線側が数億円の身代金要求を決断したのではないかという疑惑が浮上していました。しかも、それを報じた週刊新潮とX氏の間では裁判に発展したそうです」

 この裁判は最終的には和解で決着がついたというが、X氏の問題以前に、交渉に成功さえすれば安田氏が解放される可能性は十分にあり、かつ拘束している側も日本が身代金を払う見込が十分あると考えて、要求を続けていると捉えることができる。

さらにほかの有識者からは、「韓国人だと主張している点は不明ですが、ウマルというのは第二代カリフ(イスラーム国家の指導者)の名前なので、イスラム教に改宗して改宗後の名前がウマルだという可能性もあるでしょう」という話もあがった。

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