氷の中から発見された神秘的すぎるミイラ5選! 少女ファニータ、アイスメイデン… 研究者困惑の歴史的発見!
ミイラと聞くと、恐ろしいイメージを抱く人も多いかもしれない。しかし、その発見は歴史に大きな功績として刻まれてきた。今回は、氷の中から発見された神秘的なミイラたちをご紹介しよう。
■フアニータ
1995年9月、人類学者のヨハン・ラインハルトと彼のクルーが、ペルーにある「アンパト山」(標高6,310メートル)山頂で身長150cm前後のインカ人少女のミイラを発見した。発見された当時“少女”は、手や指、爪、眼球までもが綺麗な状態で残っていたという。これほど良好な状態で見つかったミイラはほとんど例がなく、少女は“フアニータ”と名付けられて一躍世界中で有名になった。
その後、壷や銀製の像などの工芸品と共に見つかったフアニータは、1450~1480年の間にインカ神への“お供え物”として犠牲になった12~15歳の少女と判明。さらにフアニータの頭の右側面には、棒のようなもので叩かれた痕が残されていることがわかった。
傷はマナカ(インカ兵士が使うこん棒の一種)によるものと思われ、その一撃が彼女の致命傷になったと予想されている。フアニータは死の直前に恐怖していたのか、片手で自分の服の端をしっかりと握った状態だった……。現在、フアニータはアンデス聖地博物館に保存されており、その姿を見るために多くの観光客が足を運んでいる。
■シベリアのアイスメイデン
1993年、シベリアとモンゴルの境界付近に位置する「アルタイ山脈」の永久凍土から、女性のミイラが見つかった。後の調査でミイラは、紀元前5世紀ごろに亡くなった推定25歳の女性と判明。時を越えて見つかった“2,500歳のミイラ”は、紀元前6世紀~前3世紀に栄えた“パジリク”部族の女性だったと考えられている。
この“シベリアのアイスメイデン”は、20世紀後半のロシアで最も重要な考古学的発見といわれ、当時世界中から注目を集めた。彼女の両腕や体にはタトゥーが刻み込まれており、その見事な模様、タトゥーを入れた位置や意味を研究者は解き明かそうとしている。たしかに彼女のタトゥーは、2,000年以上経った今見てもクールだ。当時はタトゥーが多いほど階級や身分が高いとされていたことから、彼女は民話の伝い手やヒーラーとして崇められていたと予想する声が多い。
現在、シベリアのアイスメイデンは、ロシアのゴルノ=アルタイスク共和国国立博物館の特別な霊廟で大切に保存されている。そして、今なおDNAの検証が行われ、パジリク文化を紐解くカギとして活躍中だ。
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2024.10.02 20:00心霊氷の中から発見された神秘的すぎるミイラ5選! 少女ファニータ、アイスメイデン… 研究者困惑の歴史的発見!のページです。ミイラ、山下史郎、アイスメイデン、キラーキッチョック、フアニータ、ユカギールバイソンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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