氷の中から発見された神秘的すぎるミイラ5選! 少女ファニータ、アイスメイデン… 研究者困惑の歴史的発見!
■ユカギールバイソン
時にミイラは、人だけでなく動物も研究対象になる。2011年にシベリア北部の湖の岸辺で、バイソンの祖先にあたる動物のミイラがほぼ完璧な形で発見された。ユカギール部族が発見したため、このバイソンのミイラは“ユカギールバイソン”と名付けられることに。
約4歳で死亡したユカギールバイソンは、腹部周辺に脂肪がないことから飢餓によって死亡したと考えられている。体の一部が委縮していたが、非常に良い状態で保存されており、心臓、血管、消化器系などの内臓はほぼ無傷。研究者は、各器官から組織サンプルが取れたと明かしている。
ユカギールバイソンの体からDNAを採取して検証したところ、およそ9,300年前に生息していたことが判明。バイソンの祖先であるステップバイソンは、およそ1万1,000年前に絶滅したと考えられていたので、歴史を覆す発見になった。バイソンに関する謎を解き明かすユカギールバイソンの研究が進めば、種が絶滅した理由も究明できるそうだ。
■キラーキッチョックのミイラ
1972年、グリーンランド・ウーマナックそばの“キラーキッチョック”から8体のミイラが発見された。発見当時、6体の女性と2体の子どものミイラは積み重なっており、それぞれの間には動物の皮が挟まっていたという。
このミイラは15世紀頃の古代イヌイット文化を紐解く上で重要な発見とされ、一番小さかった2カ月の男児のミイラが世界中のメディアに取り上げられて一躍有名になった。ミイラを調べたところ、彼らは約7割の魚介類と約3割の動植物を食していたことが判明。亡くなる前は栄養に困っておらず、死因は飢餓ではないと考えられている。
また、6人の女性のうち5人の顔にタトゥーが彫られていた。このことから、大人のイヌイットの女性の間ではタトゥーが習慣的に行われてきたものと判明した。イヌイットが女性と子どもを男性と別に埋葬するケースは今まで確認されていないため、研究者はその謎を追求している。現在、グリーンランド国立博物館では、8体のうち4体のミイラを展示中。訪れる人のほとんどは、今なお謎が残るミイラをしっかり目に焼き付けてから博物館を後にするという。
参考:「Horror Made」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊氷の中から発見された神秘的すぎるミイラ5選! 少女ファニータ、アイスメイデン… 研究者困惑の歴史的発見!のページです。ミイラ、山下史郎、アイスメイデン、キラーキッチョック、フアニータ、ユカギールバイソンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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