超高温レーザーで雲に“穴を開ける”次世代通信技術!
超高温レーザーで雲に“穴を開ける”次世代通信技術がスペック高すぎ! 情報量1万倍、悪天候でも安定… 2025年までに実現へ!
BS放送やGPSなど、通信衛星を使ったサービスは今や身近なものになっているが、若干懸念されるのが悪天候の影響だ。大きな台風などではBS放送が見られなくなることもある。しかし、最新の研究では、超高熱のレーザー光線を用いて雲に穴を開けて地上への“通り道”とすることで、天候に左右されず高速で大容量の通信が可能になることを報告している。
■超高熱レーザーが雲を貫いて地上に到達
きわめて指向性に優れ、しかも大容量の通信が可能なレーザー光線を使った通信技術が大きな期待を集めている。

電波の1万倍の情報量を扱うことができるレーザー光線によって、地上の通信のみならず、宇宙空間での人工衛星同士の通信や、通信衛星と地上を結ぶ大容量のグローバルネットワークの構築が期待されている。この通信システムは自由空間レーザー通信(free space laser communications)と呼ばれている。
次世代の通信ネットワークは、まず第一にいつでも安定した通信が可能でなければならない。しかし、人工衛星と地上の間に分厚い雲が立ち込めれば、電波であれレーザー光線であれ拡散して乱され、通信が阻害されてしまう。これでは、安定したネットワークを構築することはできないだろう。
しかし、この問題に一筋の光明が差している。スイス・ジュネーヴ大学の研究チームが学術ジャーナル「Optica」で先日発表した研究では、超高熱のレーザー光線を用いて通信することで、気象条件に左右されない安定した通信が可能になることが解説されている。分厚い雲に遮られた場合でも、超高熱のレーザー光線が雲に穴を開けて突き進み、地上に到達するということだ。

「(レーザーの)きわめて短い波長はラジオ波(高周波)の1万倍もの情報を運ぶことができ、チャンネル数に制限がありません。レーザーはまた個別的に運用できるので高いセキュリティーを保ったコミュニケーションが可能になります」と研究チームのジャン=ピエール・ウォルフ教授は語る。
目下、エキスパートたちが世界中のさまざまな地域でレーザー信号を受信できるよう、より多くの地上局を構築すべく取り組んでいる。これは気象に応じて衛星が目標とする地上局を選べるようにするためである。
しかしながら気象予測は時にきわめて難しく、選んだ地上局が雲に覆われないという完全な保証はできない。そこで考案されたのが、1500度を超える超高熱のレーザー光線を使うことで、どんな厚い雲も貫いて地上局に到達する方法というわけだ。
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