「クジラの座礁は地震と関係なし」東海大の発表は間違っている! これでいいのか、徹底反論!
イメージ画像:「gettyimages」よりさて、これでもまだ鯨類の座礁と地震発生は無関係と言い切れるだろうか? 織原氏は「集団座礁を防災に役立てるのは難しい」と語るが、そもそも筆者を含めて、そのようなことを念頭に前兆現象を調査する人物などいない。重要なことは、間違いだと決めつけて勝手に安心するのではなく、少しでも疑わしき点があるならば、「もしかしたら」と考えて可能性を考察する姿勢にあるのだ。この「もしかしたら」の姿勢は、まさに個々人における防災意識とも直結する話である。「あるはずない」ではなく「もしかしたら」と考えて地震と向き合うことが、結果的に人々の命と財産を守ることにつながるのではないか。たとえそれが取越し苦労で終わったとしても、それこそ最良ではないか。座礁のニュースを目にした時、「地震とは関係ない」と高をくくるのではなく、「地震があるかもしれない」と考えて、改めて備えを確認するべきだ。織原氏の研究は、座礁と地震の相関について学者が真剣に取り上げたという意味では画期的だが、より柔軟な発想と慎重さをもって、多角的観点から調査が行われるべきだったと考えている。
百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。Webサイト/ブログ:『探求三昧』、『神秘三昧』、『防災三昧』、Twitter:@noya_momose
参考:「日本周辺における鯨類のマス・ストランディングと地震との関係に関する考察」、「下関鯨類研究室 ストランディングデータベース」、ほか
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