関東連合、大阪アビス、環状族、暴力団…「芸能界やITに精通する関東勢」は今後生き残るが…
2019年、準暴力団いわゆる半グレはどのような道を歩むのであろうか?
その前に、半グレに関して“間違った認識”が世間に伝わっていることを読者の皆さまにお伝えしたい。
“半グレ”という言葉はここ数年で作られた言葉だと知られている。ある高名な作家で、このジャンルでは大御所の人物が名付けたという話が定説で、誰も異を唱えたりしない。しかし、元々“半グレ”は裏社会では戦後から頻繁に使われていた言葉で、戦後、昼間は働いたり、大学に通っていた人間が夜になると違った一面を見せていた人々を指した“半分愚連隊”という言葉が語源だ。そして、それを初めて文章として表に出したのは作家の安部譲二氏だ。安部氏が30年近く前に書いた書籍などにその題名が残っており、決して最近作り出されて生まれた言葉ではないことがわかる。
2018年末現在で“半グレ”いわゆる準暴力団に指定されているのは10団体と言われている。
・関東では関東連合・怒羅権・打越スペクター・大田連合。
・関西ではアビス・アウトセブンが指定とされている。
・残りの4団体の正式な発表は警察庁が広報していない。
トカナでは過去“関東連合”・“アビス”などを中心とした半グレ原稿を掲載しているが、果たして準暴力団として、半グレは2019年、今後どのように変わっていくのだろうか大胆予想をしてみたい。
半グレの2019年予想を取材
●関東の半グレの実態:関西半グレと関東半グレの決定的な違い
「関東と関西では僕たち半グレの考え方も生き方も違いますね」と冒頭から違いを力説したのは、関東連合OBの人間だ。
「関西と違い、関東の僕たちはチームを暴力団に守ってもらおうとは考えてもいませんでした」と断言した。実際に彼らのチームが暴力団の手先となって動いている事件は数少ない。
それはなぜなのだろうか?
「僕たち関東の場合、色々な組織の幹部待遇で迎え入れられるような人間がグループのトップにいましたし、さらに外舎弟(組織に入らず兄弟分になること)などして横の関係性を築くことを心がけていました。だからでしょう、横の繋がりは今でも深いし、組織同士が揉めたら反対に仲裁に入れる立場にもいます。なぜそこまでできたかというと、僕たちには自分たちで金を握る技量があったからです。関東連合の名前で金を作ることができたのです」と語る。
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