関東連合、大阪アビス、環状族、暴力団…「芸能界やITに精通する関東勢」は今後生き残るが…

 実際に関西の半グレと比べると関東は資金力も生き方も全く違うのは昨今の報道でも明らかだ。

 関東の半グレは“芸能プロダクション”・“IT会社”・“AVプロダクション”などを中心に様々な合法から非合法までの企業を作っている。関西の半グレが行っているミナミを練り歩く行為は、今から20年前位に渋谷を中心に暴れ回っていた時代が関東では最後であろう。客引きからのぼったくりなどの行為は、関東の半グレは今では絶対に行わない。そのような事をしなくても、儲かる店、システムを既に構築しているからだ。

 当然関東と関西の土壌での資金力や経済力の差もあるであろう。

 例えば、非合法なシノギで特殊詐欺なども関東の半グレは行っているが、桁は億単位のシノギもしている。2016年に起こった南アフリカのスタンダード銀行から流出した個人情報を元に偽造クレジットカードが作られて、同年5月15日の早朝2,3時間の間に全国17都府県にある約1700台のATMから一斉にキャッシングで現金が引き出された事件があった。この事件の凄さは、キチンと決められた時間に一斉にATMから現金を引き出された統率力だ。まだ主犯は海外に逃亡しているが、この主犯は“関東連合”OBだった。

 驚くべきことに、この“関東連合”OBが国際犯罪組織と手を組んだ計画の実行の“手先”となったのが暴力団である。主犯は未だに逮捕されていないが、出し子役の“関東連合”元メンバーや使われた暴力団関係者などが多数逮捕・起訴されている。

 関東の準暴力団、いわゆる半グレは国際的な犯罪組織と手を組んで桁の違うシノギを行っているのが現状なのだ。

 また、数々の女性芸能人とも交際するなど、色々な一面を持っている……それが関東の半グレだ。


●関西の半グレの実態:関西半グレと関東半グレの決定的な違い

 一方関西の半グレは、今回トカナでも報じた“アビス”55人逮捕の報道にもあるように、未だに暴力的な支配からは抜け出せていない。

 電話インタビューで関西の某半グレのメンバーはトカナの取材に、「俺たちは暴力団の手先などではない。俺たちは好きなように暴れて生きるだけ」と答えていたが、実際はどうなのだろうか?

“アビス”・“アウトセブン”などの主要グループが解散した格闘技団体の流れであることは事実であることは隠せない。その解散した格闘技団体はある暴力団と極めて近い距離にあった。

 捜査関係者の話では「暴排条例によって、関西の指定暴力団がこれまでのように動けなくなった直後から、半グレグループがミカジメやら店の守りやらで大阪ミナミで暴れ出したのは事実」とのことだったが、解散した格闘技団体の関係者もこの事実を認めている。

 「ミカジメを払わない店があったら、暴れたり、嫌がらせをしたりしていた。それは上から言われてやっていた。また、自分たち格闘技団体のタオルとかチケットなども店に強引に売りつけていた。ヤクザの義理とか当番には入らないだけでそれ以外は完全にヤクザだった」と語っている。

 大阪では彼ら「半グレ」とは別に「環状族」という生き方の違うグループが混在している(詳しくはこちら)。環状族は正業を持つ人間も多く、事件を引き起こした場合も、半グレとは質は違い、表沙汰になっていない経済事案なども含まれる。

「関西の半グレは2019年も徹底的に取り締まられるでしょうね。都構想も持ち上がって来たし、オリンピックや万博もあります。今のスタイルでは生き残れないでしょう。地下に潜ったとしても関東のように経済的な余裕もない。何をやるにしても関東の後塵を拝することになる。でも俺ら関西人としてはそのようなことには絶対になりたくない」とある関西半グレのメンバーはこう意気込みを見せるのだが……。

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