日本だけじゃない! 死んだ鳥、 黒い食べ物、108の花…世界の奇妙なバレンタインのしきたり7つ!


■明日をも知れぬ身の鉱山労働者たちの年に一度の散財

●台湾

 続いて台湾。こちらは男性が能動的な日となる。彼らはバラを買い込むのだ。一輪の真っ赤なバラなら、本命彼女。11本なら、特別な女性。99本なら永遠の愛。そして108本なら、プロポーズ! 受け取る方も、99なのか108なのか、数えているうちは非常に気をもみそうだ。

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「Huffington Post」の記事より 

●オーストラリア

 オーストラリアも負けてはいない。1850年代のゴールドラッシュ華やかなりし頃、普段は一攫千金の荒くれ野郎であっても、バレンタインデーだけは特別だった。男たちは愛する妻や恋人のため、なけなしの金貨で宝飾品を買いあさったという。

 ジュエリーを入れるためのギフトケースもすさまじく凝っていて、花で飾り立てるのは序の口、芳香漂うシルクのクッションに美しい貝殻や鳥の剥製まで入れる者もいたそうだ。宝石や貴金属は、求愛者の“金回り”を顕示するもので「明日死ぬかもしれない」という荒っぽい時代だったからこそ、どうしても性急で派手な演出になってしまったのかもしれない。

 現代のオーストラリアでは、死んだ鳥を添えるより、ディナークルーズや浜辺でピクニック、ラジオを通じて“愛の告白”など、ぐんとスイートでカジュアルになったようだ。

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