「チュパカブラ」は米軍の生物兵器説が濃厚に⁉ 軍事施設の秘密研究とUMAの真相に迫る!
画面に映し出されるのは血液を抜き取られ、干からびきったヤギの亡骸。その首元には歯の跡らしき二つの傷。大きさは成人男性の指がすっぽり入る程だ。襲撃の前夜には「アウィー! アウィー!」と奇妙な鳴き声がしたと説明する中南米の農家の男性。恐怖からか、興奮気味にカメラに訴えかけている。
姿はどうだ? 数々の目撃証言から見えて来るのはチュパカブラの目撃証言でも“異なる”二つの姿。形こそ人間のよう(いわゆるヒューマノイド系)だが、小柄で毛むくじゃらのものと、一切毛の生えていない巨大な生物で背中に無数のトゲが生えているものだ。果たしてどちらが本当のチュパカブラなのか? はたまた2種類の異なるチュパカブラが生息しているのか?
ここまでが中南米では広く流布されているチュパカブラの姿。だが番組ではその「正体」に関する新たな仮説を提示している。それは「チュパカブラは自然に生まれた生き物ではなく、人間によって人工的につくられたものではないか」というものだ。
時は1995年に遡る。この年、プエルトリコは巨大ハリケーンによる災害に見舞われた。家々の屋根は飛び、木々は倒され、街は瓦礫に覆われた。そしてジャングルにも被害を及ぼしたのだが、その中にはアメリカ軍の研究施設もあったのだ。
プエルトリコのジャングルで秘かに行われていた実験。それはなんと「新たな生物の開発」だと推測されている。開発目的は当然軍用だ。敵兵を襲うことにたけた動物を開発すれば、自国兵を死傷させることなく戦争に勝つことができる。そう、今盛んに取りざたされている「AI兵器」や「ロボット兵器」と同じ発想と言っていいだろう。
1995年当時はまだまだAI兵器もロボット兵器もアニメや映画の中の空想の産物にすぎず、「動物兵器」の開発のほうがよほど現実的だったはずだ(細菌やウィルスをつかった「生物兵器」はなんと古代ギリシャの時代から実用化されている!)。
ところが巨大ハリケーンでアメリカ軍の研究施設が破壊され、この「動物兵器」が檻から逃げ出した。やがて町で家畜を襲うようになり、スペイン語で「ヤギの血を吸う者」を意味するチュパカブラとして恐れられ始めたのではないか……以上が番組で紹介されている「チュパカブラの正体に関する新説」だ。
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