まじで血液が牛乳になった男 ― ドロドロで真っ白な血が医療装置も破壊… 死にかけの男に一体何が?

 体調を崩して病院に駆け込んだら、血が牛乳のように白くなっていた――。39歳のドイツ人男性がそんな恐ろしい事態に陥ったという。一体彼に何が起きていたのか?

 2月26日付で専門誌「Annals of Internal Medicine」に掲載された論文によると、ドイツ・ケルン大学病院の救急病棟に運び込まれた男性から採血し、2時間放置したところ、その色は牛乳のように白くなってしまったという。この白い物質は血液中の脂肪であるというから驚きだ。

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画像は「Science Alert」より引用

 この男性患者は吐き気や嘔吐、頭痛、倦怠感、そして意識の低下を訴え、病院に搬送された。糖尿病を患っており、薬を処方されていたが定期的には服用していなかったという。病院に運び込まれる前の数ヶ月にわたって、体重の減少や頭痛の悪化といった症状が現れており、入院後には意識を失ってしまったそうだ。

 血液検査の結果、男性の血中に異常に高いレベルのトリグリセリドが含まれていることが判明した。トリグリセリドは一般に中性脂肪と呼ばれている物質で、日本の診断基準では30~149(mg/dL)が正常とされ、500 mg/dL以上で異常と診断される。だが、この男性のトリグリセリドの値は最大でなんと18,000mg/dL! 医師も驚く明らかな異常値であった。

 検査の結果、男性の体調不良は高トリグリセリド血症によるものと考えられた。だが、医師らはその引き金になったのは、男性が元々患っていた糖尿病だと見ている。不摂生な生活や正しく服薬していなかったことで、男性は糖尿病性ケトアシドーシスという危険な合併症を起こし、意識の喪失にまで至ったと考えられるとのことだ。

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