まじで血液が牛乳になった男 ― ドロドロで真っ白な血が医療装置も破壊… 死にかけの男に一体何が?
意識を喪失してしまった男性を救うべく、医師らは機械を使った血漿交換療法を行った。これは患者の血液から血漿を分離・廃棄して、健康な血液から分離した血漿と入れ替える治療である。しかし、ここで大きな問題が起きた。装置がねっとりとした脂肪分で詰まってしまったのだ。しかも2回も。
そこで医師たちは、男性に古典的な治療法を施すことに決めた。それは「瀉血」――つまり血液の抜き取りだ。瀉血は古代から中世ヨーロッパまで広く行われていた治療法だが、近代になると害の方が大きいことが次第に判明し、現代ではほぼ廃れてしまった方法である。
医師らは男性から血液2リットルを抜き取り、代わりに赤血球濃厚液や新鮮な血漿、生理食塩水を補給し続けた。この治療が功を奏し、5日後には男性はすっかり回復し、後遺症も見られなかった。そして治療に当たった医師たちは、この奇妙なケースを論文にまとめて発表した。論文によればこのようなケースは極めて稀で、今回行った治療法も世界で初めて報告されるものだという。
血液が白くなってしまうほどの脂肪分というのは想像しがたく、牛乳のようになったサンプルの写真は目を疑うほど不気味だ。不摂生や持病の治療をおろそかにすると、時に恐ろしい事態を招くことになるのである。
(編集部)
参考:「Science Alert」「Live Science」「Annals of Internal Medicine」ほか
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2024.10.02 20:00心霊まじで血液が牛乳になった男 ― ドロドロで真っ白な血が医療装置も破壊… 死にかけの男に一体何が?のページです。ドイツ、血液、糖尿病、瀉血、トリグリセリド、高トリグリセリド血症などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで