北朝鮮の日常が見られる町に潜入取材! 北の井戸端会議の様子、ゴミ捨て事情も判明!=中国

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 門の下にいたオジサンに入場料を払って門の上に登ると、図們江の向こうに北朝鮮の南陽という町を望むことができた。山の中腹には、ハングル文字で『速度戦』などと書かれているスローガンが見える。その手前には、団地のような建物や文化住宅にも似た平家が建ち並んでいる。ここから対岸までの距離は、4~500メートルくらいだろう。しかし、実際に水が流れている部分の幅は200メートル弱というところだ。北朝鮮からは、川を渡って来る人がいるということを聞いていたが、川の幅や深さを考えれば不可能ではない。

 

 門の上には観光客向けの土産屋があった。その近くに備えつけられている単眼鏡を覗くと、あまりにもリアルな光景が目に飛び込んで来た。3階建ての団地のような建物から2才くらいの子どもが顔を出していたのだ。堤防で牛を散歩させている少年や自転車に乗っている少女もいる。車座になって井戸端会議をしているオバサンの姿も見える。夕方になると、麦の籾殻の選別をするためにオバサンがやって来た。おそらく夕食の準備をしに来たのだろう。しばらく単眼鏡を覗いていると、今度はリヤカーを引いた少年と少女が現れて家庭のゴミを捨てていた。北朝鮮の田舎には、生ゴミをトラックで回収するというようなシステムはないのだろうか。そこには、北朝鮮の人々の飾らない姿があった。昭和30年代の日本の記録フィルムを見ているようだった。

 図們は、ガイドブックにも載っている観光地だ。公園の横にある駐車場には、観光バスがひっきりなしにやって来ている。その中には、韓国から来ている観光客もいて、「祖国」をバックに記念写真を撮ったり、図們大橋の中ほどにペンキで書かれている国境線のところまで行って記念写真を撮っている人も多かった。そのような観光客を目当てにしているのか、門の上にある土産屋では、金日成や金正日のバッジや北朝鮮のお札や切手、演歌歌手のカセットテープなどが売られていた。

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