普通の女子高生たちの「売春」の今! 体を売ることへの抵抗ゼロ… JKビジネス“裏オプ”の実態を暴露!(インタビュー)
高木 スカウトや友達からの紹介が多いですね。そもそも13年以前はJKビジネスにスカウトマンがいませんでした。だから、化粧をしないオタク系女子のようなコもいました。ですが、いまや渋谷を普通に歩いていそうなギャルたちもJKビジネスをしています。
一番の転機は、やはり13、14年ごろにホストやビジュアル系の売れないバンドマン、そして本職のスカウトがこの業界に進出してきたことです。そのスカウトマンたちが「自分で店を出した方が儲かる」とJKビジネス店を始めて、爆発的に店が増加しました。それが警察発表の130店舗という数につながっています。
――買う方の客は40、50代のサラリーマンですか? それこそ20代のオタクのような男子もいるのですか?
高木 若い客はそこそこ多いですね。オタクだけでなく、18~20歳ぐらいの大学生風の男子が、ガチ恋・ガチナンパ狙いで通っています。ガールズバーに行くような感覚です。女のコたちは、カッコよければそれでいいみたいですね。
ただ、基本的なユーザーは会社経営者などのお金持ちです。裏オプ代を含めると3万からの遊びになるので、なかなか若い子だと難しい。
■指名の多さで喜びを感じるアコちゃん
――本書の取材を通して印象に残った女のコはいますか?
高木 最初に登場するアコちゃんですかね。彼女はお父さんとお母さんが離婚し、父子家庭で育ったんですが、父親が病死して、天涯孤独の身です。
僕が取材で会った瞬間も、彼女は「予約が満枠になった」と嬉しそうにしていて……。僕は「指名の多さで喜びを感じているなんて」とビックリしましたね。彼女はかわいくて、モテるタイプ。親戚の家に預けられているけど、お父さんの遺産もあり、お小遣いももらってるから、お金に困ってるわけじゃない。バイト経験もあって、レジ打ちさえ満足にできないとか、そういうコじゃない。
――なるほど。その辺の普通の女子高生が裏オプとしてカラダを売っている、というわけですね。それはなぜなんでしょう?
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