ノーベル賞受賞者で、宇宙人アブダクション経験者で、LSD常用者のキャリー・マリス氏が逝去。光るアライグマと会話し…

■オカルト全開の受賞者たち

ノーベル賞受賞者で、宇宙人アブダクション経験者で、LSD常用者のキャリー・マリス氏が逝去。光るアライグマと会話し…の画像4Wikipedia」より

アレクシス・カレル
 1903年にノーベル医学生理学賞を受賞した、フランスの生物学者アレクシス・カレルは、医学生時代に自分の患者とともに、ピレネー山脈の麓にある「ルルドの泉」を訪れ、その治癒効果を目の当たりにし、生涯心霊現象に関心を持ち続けていた。

ノーベル賞受賞者で、宇宙人アブダクション経験者で、LSD常用者のキャリー・マリス氏が逝去。光るアライグマと会話し…の画像5Wikipedia」より

シャルル・リシェ
 同じくフランスの生理学者で、1913年にノーベル医学生理学賞を受賞したシャルル・リシェは、イギリスの「心霊現象研究協会」にも所属し、エヴァ・カリエールやユーサピア・パラディーノなど、幾多の霊媒師たちが示す現象について自ら研究を行った。霊が物質化する際、霊媒師の体内から出る謎の物質を「エクトプラズム」と命名したのも、このリシェである。

ノーベル賞受賞者で、宇宙人アブダクション経験者で、LSD常用者のキャリー・マリス氏が逝去。光るアライグマと会話し…の画像6Wikipedia」より

ブライアン・ジョセフソン
 物理学者で超能力研究に走った人物には、イギリスのブライアン・ジョセフソンがいる。1962年、ジョセフソンは若干22歳で「ジョセフソン素子」の原理を発見し、その功績で1973年にノーベル物理学賞を受賞した。しかしその後は、超心理学や意識の研究に没頭しており、「量子もつれ」と超心理現象を結びつける理論を提唱して物議を醸している。

 しかし、考えてみれば近代科学の基礎を据えたアイザック・ニュートンも、実は錬金術などの魔術に多大な関心を有していた。科学的な業績と超常現象への関心は、必ずしも相反するものではないということだろう。今回紹介したように、私たちに未知なる世界のエピソードを届けてくれるノーベル賞受賞者は、これからも現れるだろうか。

参考:キャリー・マリス『マリス博士の奇想天外な人生』(早川書房)

文=羽仁礼

一般社団法人潜在科学研究所主任研究員、ASIOS創設会員、 TOCANA上席研究員、ノンフィクション作家、占星術研究家、 中東研究家、元外交官。著書に『図解 UFO (F‐Files No.14)』(新紀元社、桜井 慎太郎名義)、『世界のオカルト遺産 調べてきました』(彩図社、松岡信宏名義)ほか多数。
羽仁礼名義の書籍一覧
Facebook

羽仁礼の記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊
深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

深夜のパチンコ屋にうつむきながら入っていく謎の男達と不思議な警察官【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.09.18 20:00心霊
奇妙な風習…“引っ張り合う”魂が集う墓地に佇む老婆【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

奇妙な風習…“引っ張り合う”魂が集う墓地に佇む老婆【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.08.07 20:00心霊

ノーベル賞受賞者で、宇宙人アブダクション経験者で、LSD常用者のキャリー・マリス氏が逝去。光るアライグマと会話し…のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで