「ダイヤモンドの大雨」が降る惑星が確認される! 天王星型惑星の謎と神秘とは?
もしも一万円札が空から大量に降ってきたとすればその一帯はまさに狂喜乱舞となるが、驚くべきことに、我が太陽系にはダイヤモンドの大雨が降ってくる場所があるという。そこは海王星と天王星だ――。
■実験室で天王星型惑星の内部を再現
太陽系の中で最も外側のグループである海王星と天王星は、単純に地球から遠いということもあってまだまだわかっていないことが多い。
NASAの宇宙探査機「ボイジャー2号」が1986年に天王星に接近、1989年10月には海王星に接近しているが、いずれもフライバイ(flyby)で詳しい観測はできていない。
太陽系の中でも海王星と天王星は巨大氷惑星、アイスジャイアント(ice giant)と呼ばれる「天王星型惑星」に分類されている。海王星と天王星の大気は主に水素とヘリウム、それに少量のメタンで構成されている。これらの大気層の下で、水、メタン、アンモニアなどの氷のような物質で覆われた地下には超高温で超高密度のコアがあるといわれている。
地球のような岩石タイプの惑星とは大違いの天王星型惑星は、いったいどのようなメカニズムで成立しているのか。なんと天王星型惑星では「ダイヤモンドの雨」が降り続いているというから驚きだ。
2017年8月にドイツのドレスデン・ロッセンドルフ研究所(HZDR)をはじめとする研究チームがX線レーザーを用いて超高温かつ超高圧の天王星型惑星の内部を再現し、「ダイヤモンドの雨」が降る現象を初めて再現した。しかし正確には“ダイヤモンド”ではなく、結晶構造を持つ物質を実証するにとどまった。
そこで研究チームはさらに正確を期すべく、最新鋭の機器を用いて天王星型惑星でどのように「ダイヤモンドの雨」が降っているのかを再現する実験を行ったのである。
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2024.10.02 20:00心霊「ダイヤモンドの大雨」が降る惑星が確認される! 天王星型惑星の謎と神秘とは?のページです。NASA、冥王星、仲田しんじ、銀河系、太陽系、ダイヤモンド、海王星などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで