「月の裏側はエイリアン探索に理想的」科学者らがガチ提言! 地球外生命体のメッセージがそこにある!

 電波望遠鏡を使って地球外生命やその文明を探す試みは、これまでにもう何十年も続けられているにもかかわらず、今も大きな成果を挙げられていない。人類がエイリアンからの「メッセージ」を探し当てるには、もう月に天文台を作るしかない——科学者らはそう声を上げている。

The Far Side of the Moon Is an Ideal Place to Listen For Alien Civilizations (Singularity Hub)

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画像は「Singularity Hub」より引用

 地球外生命を探すSETIプロジェクトでは様々なアプローチによる探査が行われているが、その中でも最も有力視されている方法は、電波望遠鏡で受信した電波の中に「不自然な」ものを探すというものだ。これは、もし高度に発達した文明を持つ地球外生命が存在するならば、大輝度レーザーや宇宙への廃棄物投棄などによる「不自然な」電波信号を発しているだろうという単純な仮説による。

 このような「パッシブSETI」では、1977年の有名な「Wow! シグナル」など、地球外生命によって送信されたかもしれない電波が過去にいくつか検出されているものの、地球外生命・文明の実在を証明するほどの証拠は得られていない。そして現在、その探査はさらに難しくなっている。科学者らが探したい「メッセージ」は、地球上の文明が発する「ノイズ」と非常によく似ているというのだ。

 無論、ノイズをできる限り拾わない、文明から遠い場所に電波望遠鏡を建設するという対策も取られているし、このノイズを除去するための技術やソフトウェアも既に存在する。だが、ノイズは徐々に大きくなっており、地球上にはもう逃げる場所もないというのが現状だ。そこでSETIの科学者らが切望しているのが月の裏側への電波望遠鏡建設である。

 地球の周辺で最も電波が静かな場所は月の裏側、それも夜の時間だという。このことはNASAの衛星によっても確認されており、月の裏を通過すると地球からの電波ノイズが1〜3桁減少するという。また、月の裏面の中央付近にあるダイダロスクレーターでは、実に10桁近くもノイズが減少するという。パッシブSETIの一つ、「ブレイクスルー・リッスン」が最近発表したレポートの主張する通り、月はこれ以上ない優れた観測場所なのだ。

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