人類滅亡より大変、宇宙人が次々滅亡中!? 最新研究で示唆
人類滅亡より大変、宇宙人が次々滅亡している!? 最新研究で示唆、地球外文明と出会えない本当の理由!
地球外文明を発見し接触する日は近いのか? 最新の研究で天の川銀河には我々と同じような文明が30以上は存在しているというのだが――。
■交信可能な地球外文明は天の川銀河に36
SETI(地球外知的生命体探査)を筆頭にして地球外文明を発見するプロジェクトが着々と進められているが、残念ながらその成果ははかばかしくない。
そもそも現状で我々が交信できる可能性のある文明はいくつくらいあるのか。英・ノッティンガム大学の研究チームが2020年6月に「The Astrophysical Journal」で発表した研究では、我々と交信可能な地球外文明はこの天の川銀河に36あると算出している。
2000億を超える天体があるとされる天の川銀河において、我々と通信可能な技術力を持った文明は“たったの”36しかないというのはいったいどういうわけなのか。そこには文明の“歳月”の問題もあるという。
研究チームは我々と交信が可能な地球外文明を割り出すにあたって、天体の年齢、金属含有量、居住性を考慮に入れているのだが、前提として現在の我々の社会のような通信技術を獲得するには50憶年の歳月を要すると定義している。この厳しい条件によって交信可能な地球外文明の数は36までに絞られてしまうというのである。
しかし仮にそのくらいの数の地球外文明があったとしても、地球からの距離は平均で1万7000光年離れているため、現状のテクノロジーでは検出と通信はきわめて困難である。したがってただ広大な宇宙において、我々の地球だけが文明を宿した惑星である可能性もそれなりに高いのだ。
そして我々と同程度の宇宙通信が可能な地球外文明がなさそうな気配が濃厚になった場合には、それは実に不吉なサインにもなる。それは宇宙に芽生える文明は、現在の我々の文明レベル以降は長続きせず滅亡していることを暗に示すからである。とすれば我々の文明も先は長くないのだろうか。
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