「月の裏側はエイリアン探索に理想的」科学者らがガチ提言! 地球外生命体のメッセージがそこにある!
2020.10.06 14:00
現在、NASAは月面観測所建設に向けて資金提供を行なっているが、月の裏側で巨大な構造物を建設するという困難はもちろん、2週間続く夜の間、電力をどう確保するかといった問題が山積している。最も実現に近いとされるのは、月周回軌道上の宇宙望遠鏡の実現である。
ただ、月の裏側や月周回軌道に観測拠点ができたとして、SETIの目論見がスムーズに進むとは限らない。月の裏側に観測所を建てるためには、多数の人工衛星や月着陸船などが必要となる。やっと地球上の文明から逃げたと思っても、その時にはすでに周囲をたくさんの人工衛星や宇宙船が飛び交っていた……という事態に陥る可能性も高い。
地球外生命を探すのは、海に落ちたたった一本の藁を探すようなものだという。地球外生命・文明の証拠を見つけたいなら、観測の手を広げ続けるしか方法はない。エイリアンがメッセージを送ってくれているとして、それを受け取る手段がなければ無意味なのだ。
参考:「Singularity Hub」、「Lunar Opportunities for SETI」、ほか
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