女性の行動を徹底監視、“怪しいSEX”をしていたら捕縛して…！ 西日本の港町に受け継がれた秩序維持のしきたりとは!?

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　博打をやる男性たちは、賭場を開いたり、人を集めるため、どうしても目立ってしまい、比較的簡単に捕まえることはできるが、売春を生業とする女性たちは、ちょっとした物陰さえあれば、スキモノの男性を誘い込む形で商売できるため、なかなか見つけることが難しかったのだという。そのため、当地の人々は、港や集落の入口に見張り小屋のようなものを設け、現代で言うところの“入管”のようなことをしたり、当番制で見回りをして、そうした女性たちが流入するのを防いでいたという。

「まぁ、そこまでしても入ってくるやつはいるんだけどね……見つかったら？　それはまぁ、みんなで話しあってどうするか決めて……村のしきたりだから、よその人らには詳しく話せないけどね」

　実際に捕まえた女性たちの処遇については、そうお茶を濁してそれ以上は語ろうとはしなかった和田さん。当地に限らず、村人たちによる監視体制が厳しい地域では、現代でも行方不明になる人々の話がしばしば聞こえくるだけに、推して知るべしと言ったところだろうか。

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文＝戸叶和男

戸叶和男

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