「5月10日に大地震」ノストラダムスの大予言は今年? 破壊的噴火も…5つの警告! 

■第三の反キリスト

 ノストラダムスは“反キリスト(antichrist)”を大量虐殺の指導者を表す用語として使っているという。

「ノストラダムスの定義による反キリストは、ヒトラーやナポレオンなどの罪のない人々の死に責任を負っている戦争屋です。私は、おそらく次の10年から20年以内に3番目の反キリストが登場すると思います。彼はおそらく今生きている人物です」(シェイラー氏)

 ノストラダムスによれば、次の世界大戦は前の2つの世界大戦よるもはるかに過酷で長期化するということだ。

「今後数年間、今世紀中には必ず第三次世界大戦が始まる可能性があると思います。ノストラダムスは、25年から29年の大規模な長い戦争と、それに続く小さな戦争になるだろうと言っています」(シェイラー氏)

■大規模火山噴火

 一部の地質学者は、アメリカ北西部のイエローストーン国立公園の火山が歴史上最も壊滅的な噴火を引き起こす可能性があることを指摘している。

「The Sun」の記事より

 そして、ノストラダムスのテキストを分析している学者たちは、彼が同じ危険を予見していたと考えている。ノストラダムはこのイエローストーンの大規模火山噴火が「偉大な国々(アメリカ合衆国)に広がるだろう」と予言しているということだ。

■太陽フレア

 ノストラダムスのビジョンには、天から出現する恐ろしい出来事が含まれることがよくある。

 シェイラー氏は、大規模な太陽フレアが我々の社会の電子システムを無効にするとノストラダムスが予測していた可能性を指摘している。詩の記述にある「昼間に現れる怪物」は太陽フレアのことではないかというのだ。そしてこの太陽フレアが人類の文明社会に壊滅的な打撃を与えるというのである。

「The Sun」の記事より

※未来は絶望だけではない

 ノストラダムスの予言では不吉な運命ばかりが取り沙汰される傾向があるが、その中にはいくつかの前向きな予言もあるという。シェイラー氏によれば前出の絶望的な一連の大惨事を乗り越えた先には明るい未来が待っているというのだ。

「世界大戦の終わり先には土星の時代があり、それは千年の平和になるでしょう」(シェイラー氏)

「Express」の記事より

 そしてそもそもノストラダムスの942の詩篇は西暦3793年の「終わりの年」まで続いている。すなわち少なくとも3793年までは地球と人類が滅亡することはないのである。千年の平和、いわば「千年王国」を見据えて、人類は来るべく試練をひとつひとつ乗り越えていかなければならないのだろう。

参考:「7news.com.au」、「The Sun」、「Express」ほか

 

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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