ビットコイン価格はなぜ上がった? 高騰はいつまで続く? 3つの明白な理由と期限

画像は「Getty Images」より引用


 ビットコインが再び高騰している。2017年のビットコインバブルで「億り人」を大量に生んだあと、ビットコイン価格は急落して5分の1ぐらいまで価格を下げ「ビットコインバブルは崩壊した」と嘆かれた。

 ところがその後、ビットコイン価格は100万円近辺に戻って安定が続いていた。その安定相場が崩れたのが2020年11月で、12月には200万円、1月に390万円、そして2月にはついに600万円を突破した。今はいったんこの600万円近辺で相場は安定している。

 なぜビットコインは高騰したのか?そしていつまでこの高騰相場は続くのか?理由を探っていきたい。

 今回のビットコイン高騰は、前回と明らかに違う点がある。前回のビットコイン高騰では主にアジア、中国、そして少し遅れて日本でビットコインが買われた。つまりアジア中心のバブル相場だった。ところが今回の高騰は主に北アメリカ大陸でビットコインが買われている。

 象徴的な例がイーロン・マスク率いるテスラモーターズが約1500億円のビットコイン投資を行ったと報じられたことである。

 ではなぜ北米の投資家がビットコインを買い始めたのか? 「風が吹けば桶屋が儲かる」の例えと同じで、この話は結構回りくどいうえに難解だ。なるべくわかりやすく話すので心を折らずについてきてほしい。

<北米の投資家がビットコインを買う理由>

1、コロナによる株価の急落と金融緩和政策

 最初のきっかけはコロナ禍による株価の急落だ。2020年3月、新型コロナのパンデミックが起きた直後、アメリカの株式市場は暴落し始めた。このとき、アメリカの中央銀行であるFRBの対応は素早かった。1%の緊急利下げを行って政策金利はリーマンショック以来のゼロ金利となった。つまり金融緩和政策である。

 ゼロ金利だと株価が上がる。理由はお金がタダで借りられるから投資をする人が増えるからだ。実際株価が上がってコロナ暴落は起きなかった。

 さてここで金持ちにとっては困ったことが起きる。金融緩和は「実質的に通貨の価値が下がる」ことを意味している。そしてFRBは「コロナ禍からアメリカ経済が回復する2023年までこのゼロ金利を継続する」と宣言している。つまりこれから2年間、米ドルは価値が下がり続けることをFRBが宣言したことになるのだ。

2、現実通貨の価値が下がるなら仮想通貨を買えばいい

 ではどうしたらいいか。現実通貨の価値が下がるのであれば、仮想通貨を買えばいい。アメリカドルはFRBが金融緩和をすればするほど市場に出回る量が増える。一方で仮想通貨のビットコインはもともと総量がルールで決まっている。マイニングによって少しずつビットコインの量は増えていくが、増えるのはほんの少量で全体の大きさはこの先それほど大きくならないことが決まっている。

 だから投資家から見れば、ドルと比較してビットコインは価値が棄損しない避難先なのだ。風が吹いて桶屋が儲かるように、コロナになってビットコイン価格は上昇した。

 そして、さらにここにもうひとつビットコイン価格を上昇させる要因が加わる。

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